宇佐見りんさんが著作2つ目となる「推し、燃ゆ」で第164回直木賞を受賞しました。
処女作の「かか」も文藝賞、三島由紀夫賞を最年少で受賞している宇佐見りんさんの気になるプロフィールをまとめています。
宇佐見りんが「推し燃ゆ」で芥川賞
第164回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が20日、東京都内で開かれ、芥川賞は宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」(文芸秋季号)、直木賞は西條奈加さんの「心淋(うらさび)し川」(集英社)に決まった。副賞は各100万円。贈呈式は2月中旬、都内で開かれる。
宇佐見さんは21歳。2004年に同時受賞した綿矢りささん(当時19歳11カ月)と金原ひとみさん(同20歳5カ月)に次いで、芥川賞で史上3番目に若い受賞者となった。
現在大学2年生。19年、母娘の愛憎を方言に似た言葉遣いで描く「かか」で文芸賞を受賞しデビュー。同作で20年、三島由紀夫賞を最年少の21歳で受賞した。
西條さんは05年、「金春屋ゴメス」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビューした。15年、「まるまるの毬(いが)」で吉川英治文学新人賞を受賞している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a34b624dd1879dbb5412003791a5cbd00c0757fd
宇佐見りんの高校や大学など学歴は?
宇佐見りんさんは中学時代は演劇部に所属。
その仲間と自分が作った物語をメールで送り合っていたことが「推し、燃ゆ」の作品にも生かされているようですね。
もともと小学校の頃から、将来の自分に向けて手紙を書く習慣があり、昔の自分が書いた手紙に対して返事を書いていたという宇佐見りんさんは、宇高校時代に一時期苦しい時期もあったそうです。
子供の頃の自分の手紙「小説を書いていますか?」という返事にも「ダメでした」と書くなどネガティブな状態となり、
日記も毎日つけていたものの、ただの日記ではなく客観的に書くようになっていたそうです。
こうした中で、再び自然と小説を書こうという気持ちが起こり、さらに高校の国語の先生も気に入っていたという中上健次さんや、村上龍さんの小説を読むことで、精神的につらい時期を脱したそうです。
宇佐見りんさんは中上健次さんの作品が好きすぎて、高校を卒業する春にはアルバイトで貯めたお金を全部使い果たして、中上作品に出てくる熊野に一人旅も経験。
そんな宇佐見りんさんの通っていた高校や大学に就て残念ながらについては学校名は明らかになっていないものの、
中高一貫校に通い、高校卒業時には卒業論文を書かなければいけなかったと話しています。
非常に珍しい学習カリキュラムになっていることから、調べてみると慶應義塾高校と立教女学院がありました。
ただ立教女学院は東京都杉並区にあり、宇佐見りんさんが暮らしている神奈川県から通うには距離が離れすぎているので、
演劇部もある中高一貫校で校舎が神奈川県横浜市港北区日吉にある慶應義塾高校が有力候補となりそうです。
「推し、燃ゆ」で第164回直木賞を受賞したときには大学2年生で文学部で学んでいるということですが、
慶應義塾高校だとすると大学はそのまま慶應義塾大学に通っているんじゃないでしょうか。
ちなみに、大学では演劇サークルと歌舞伎研究会に所属しています。
慶応大学からの芥川賞・直木賞受賞には、他にも、父親が櫻井敦司(BUCK-TICK)ということが判明した遠野遥さん(受賞作品は「破局」)も話題になりましたね。
宇佐見りんの代表作は?
「かか」は文藝賞と三島由紀夫賞を最年少で受賞し第44回野間文芸新人賞候補ともっています。
「かか」の表紙は1984年香港生まれの漫画家・イラストレーターのリトルサンダー(門小雷)さんが担当したことでも話題になりました。
■あらすじ
うーちゃん、19歳。
母(かか)も自分も、もう抱えきれん。
痛みと切なさを描く20歳の才器、第56回文藝賞受賞のデビュー作。
19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親=かかのことで切実に悩んでいる。かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴れることを繰り返すようになった。鍵をかけたちいさなSNSの空間だけが、うーちゃんの心をなぐさめる。
脆い母、身勝手な父、女性に生まれたこと、血縁で繋がる家族という単位……自分を縛るすべてが恨めしく、縛られる自分が何より歯がゆいうーちゃん。彼女はある無謀な祈りを抱え、熊野へと旅立つ――。
未開の感性が生み出す、勢いと魅力溢れる語り。
痛切な愛と自立を描き切った、20歳のデビュー小説。
「推し、燃ゆ」は第164回(2020年下半期)芥川龍之介賞受賞となりました。
■あらすじ
推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
宇佐見りんwikiプロフィール
名前:宇佐見りん
生年月日:1999年
出身地:静岡県沼津市(神奈川県育ち)
年齢:21歳(2021年1月現在)
宇佐見りんさんは小学2年生の時に学校の授業で「小説を書こう」というテーマが出されたことをきっかけに、短い物語をノートに書くようになります。
そんな宇佐見りんさんの姿を見た母親が「小説はあなたのライフワークになるかも。」と言われたそうなので、母親の予言がまさに的中しましたね。
宇佐見りんの経歴
2019年 「かか」で文藝賞を受賞
2020年 同作品で三島由紀夫賞を最年少で受賞。
同年 第44回野間文芸新人賞候補に。
2021年1月20日 「推し、燃ゆ」で第164回(2020年下半期)芥川龍之介賞受賞!
宇佐見りんのツイッターやインスタグラム
宇佐見りんさんはツイッターやインスタグラムにはアカウントを開設していないようです。