「ウツロマユ – Hollow Cocoon -」というホラーゲームの設定について考察。
湊と結はなぜ綾乃と同じように血を欲するのでしょうか?人間ではない?
先代からの影響、繭姫からきた深山家の血の呪いか何かでしょうか?
※当記事にはゲームのネタバレを含んでおりますのご注意ください。
ウツロマユ(ゲーム)ネタバレ考察
「ウツロマユ – Hollow Cocoon -」では絹と、深山家の医師だった島村の手記から、結は綾乃の娘ということがわかります。
絹の手記・二に言及されてる、その姿は綾乃姉さんの姿そのものだという記述、その後の手記の文書
またひと月山から帰って来なかった綾乃ですが、彼女は姿形が変わるだけでなく、腹も徐々に膨れてる、腹の中に子がいると、医師の手記にも記述があります。
そして、綾乃が戻ってから9年経ち、絹の手を借りて綾乃の腹から子を取り上げる、とあります。
佐一の子でも絹の子でもなく、化け物の腹を裂いて産まれたその子が結です。その子供である湊も所謂化け物の血が流れているので、綾乃と同じ血を欲してしまうというわけです。
作中では女を化け物にするヒメツキという病もあるので、実際には病なのか呪いなのか、プレイして感じた事で推し量るしかないでしょう。
ウツロマユ(ゲーム)について
1980年代の日本を舞台にした、一人称視点のホラーアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは祖母危篤の報を受け、十数年ぶりに母の故郷を訪れた男子大学生「陣場湊(じんばみなと)」となり、襲いかかる化物から身を隠しつつ、様々な場所を探索し、謎を解き、資料を収集してゆくことによって、隠された恐ろしい真実に迫っていきます。
《ストーリー》
――198X年
親元を離れ都会で下宿生活を送る男子大学生、陣場湊。
ある夜、湊は父栄治から母方の祖母である深山絹が危篤だとの知らせを受け、
母の生家がある山深い村「一ノ瀬」へと向かった。
幼い頃会ったきり、十年以上疎遠だった祖母。
実の娘である亡き母の葬儀にすら顔を出さなかった祖母に
湊は以前から嫌悪感を抱いていた。
田舎道を進むバスに揺られながら
たった一度祖母と話した時のことを思い出す。
「――お蚕様はね
たとえ繭を出られても
もう口はないし 飛ぶこともできない
卵を産んで死んでしまうの」
「人がそういう虫にしてしまったのよ」
赤く染まる空と山の影が迫る夕暮れ。
湊はこの地で
窒息するような恐怖と隠された真実を知ることになる。