「Verify your Apple ID email address.」という件名で英文のメールが届いた?
「appleid@id.apple.com」の送信元からメールが送られてくることがありますが、本物なんでしょうか?フィッシング詐欺を目的とした迷惑メール?
Verify your Apple ID email address.|appleid@id.apple.comは迷惑メール?
「Verify your Apple ID email address.」という件名の英文メールが送信されてくることがありますが、Apple ID のセキュリティを確保するために送信される本物のメールの場合もあれば、巧妙な偽造メールも存在します。
本物のメールと偽造メールの見分け方
【本物のメールの特徴】
〇送信元:appleid@id.apple.com
〇メール本文:
- あなたの名前が記載されている
- Apple ID と関連するコード (例:51807) が記載されている
- Apple ID の安全性に関する情報が記載されている
〇以下のいずれかの言語で表示される:
- あなたが Apple ID に登録した言語
- デフォルトの言語 (英語)
〇メール本文のリンク:
- appleid.apple.com へリダイレクトされる
- リンク先URLにマウスカーソルを合わせると、appleid.apple.com と表示される
〇デジタル署名:
- Apple からのメールにはデジタル署名が付与されている
- デジタル署名を確認するには、iPhone または iPad で iOS 16 以降、Mac で macOS Ventura 以降を使用する必要がある
〇デジタル署名の確認方法:
- メールを開き、差出人の名前の横にある矢印をクリックする
- 表示されたメニューから「詳細」を選択する
- 「デジタル署名」を確認する
【偽造メールの特徴】
〇送信元:appleid@id.apple.com に偽装されたアドレス
〇メール本文:
- あなたの名前が記載されていない
- 誤ったコードが記載されている
- 不審なリンクやファイルが添付されている
- 脅迫や焦りを煽るような文面が含まれている
〇以下のいずれかの言語で表示される:
- あなたが Apple ID に登録した言語ではない言語
- 誤った言語 (例:日本語なのに英語)
〇メール本文のリンク:
- 本物の Apple ID 管理サイト (appleid.apple.com) ではない URL にリダイレクトされる
- リンク先URLにマウスカーソルを合わせても、appleid.apple.com と表示されない
〇デジタル署名:
- デジタル署名がない
- デジタル署名が無効であると表示される
Verify your Apple ID email address.|appleid@id.apple.com迷惑メール対処法
メール内のリンクをクリックしない
偽造メールには、巧妙に偽装された Apple ID 管理サイトへのリンクが含まれている場合があります。このリンクをクリックすると、偽のログイン画面が表示され、Apple ID とパスワードを入力するように誘導されます。入力した情報は窃取され、Apple ID が乗っ取られる可能性があります。
メールに記載されているコードを入力しない
偽造メールには、Apple ID の認証コードが記載されている場合があります。このコードを入力すると、偽の Apple ID が作成されてしまう可能性があります。
添付ファイルを開かない
偽造メールには、ウイルスやマルウェアが仕込まれた添付ファイルが含まれている場合があります。このファイルを添付ファイルを開くと、端末が感染し、個人情報が漏洩したり、端末が使用不能になったりする可能性があります。
メールを迷惑メールフォルダに移動する
偽造メールは、迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられる場合があります。迷惑メールフォルダに振り分けられたメールは、開封せずに削除しましょう。
フィッシング詐欺に関する情報サイトで偽造メールを報告する
偽造メールを受け取った場合は、情報処理推進機構 (https://japanantifraud.org/) のウェブサイトで報告することができます。報告することで、偽造メールの拡散防止に役立ちます。
Apple サポートに連絡して確認する
偽造メールが届いたかどうか不安な場合は、Apple サポート (https://support.apple.com/) に連絡して確認することができます。
Apple ID のセキュリティ対策
強力なパスワードを設定する
パスワードは、英数字、記号を組み合わせた複雑なパスワードを設定しましょう。推測しやすいパスワード (例:生年月日、電話番号) は避けてください。
二段階認証を有効にする
二段階認証を有効にすると、ログイン時にパスワードに加えて、SMS や認証アプリで送信されるコードを入力する必要があります。これにより、不正ログインを防止することができます。
- 定期的にパスワードを変更する
パスワードは、定期的に変更しましょう。パスワードを変更する際は、使用していないパスワードや、他のアカウントで使用しているパスワードは避けてください。
フィッシング詐欺に関する情報に常に注意する
フィッシング詐欺に関する最新情報は、情報処理推進機構 (https://japanantifraud.org/) のウェブサイトなどで確認することができます。
疑わしいメールやリンクには十分注意する
メールやリンクには、十分注意しましょう。不審な点があれば、クリックせずに削除するか、Apple サポートに確認することをおすすめします。
Verify your Apple ID email address(appleid@id.apple.com)メールまとめ
「Verify your Apple ID email address.」という件名で届く英文のメールは、Apple IDを新規に作成する際に、登録されたメールアドレスの確認を求めるものです。
メール内には、Apple IDを作成した際に入力されたメールアドレスが本人確認されるための確認コードが含まれています。このコードは、メールが送信されてから3時間後に無効になります。
Appleは、メールアドレスがApple IDとして使用されるたびに確認が必要であることを強調しています。確認が完了するまで、Apple IDは使用できません。
ただし、迷惑メールの可能性もあるため、本物のAppleから送信されたものかどうかを必ず確認しましょう。
本物のAppleからのメールであれば、送信元のアドレスはappleid@id.apple.comであるはずです。
他にも、
- リンク先の確認: メール内に含まれるリンクが、正式なAppleのウェブサイトであることを確認します。偽のリンクをクリックすると、個人情報が盗まれる可能性があります。
- 不審な点のチェック: メールに記載されている情報が不自然であったり、疑問を抱く点がある場合は、直接Appleのサポートに連絡して確認することが重要です。