東洋経済オンラインの記事にコロナの影響で売れたもの・売れなかったものが紹介されていました。
コロナで売れたものとしては、
うがい薬
エッセンス類
プレミックス
といったいわゆる除菌・消毒関連グッズがラインナップしているのは理解できるものの、
コロナで売れたものランキング4位にビデオテープが入っていることに驚きを感じている人がたくさんいますね。
コロナでビデオテープが売れた理由は?
ビデオテープを使うには再生装置のビデオデッキが必要になりますが、ビデオデッキの生産は実は2016年で終了しています。
ビデオテープの地位は完全にDVDやブルーレイディスク、ハードディスクといったメディアに奪われたかに思われていました。
しかしこうしてビデオテープが現実的にコロナで売れたものとして上位にランキングをしています。
コロナでビデオテープが売れた理由として考えられるのは
- ビデオテープ利用者がコロナ自粛で使用頻度が増えた
- もともとの需要(母数)が小さかった分、伸びしろがあった
- DVD、BDなどのメディアがビデオテープにまとめられている
- コロナ自粛で映像関係者の需要増加
といった点が挙げられそうです。
ビデオテープ利用者がコロナ自粛で使用頻度が増えた
ビデオデッキはすでに生産終了したとはいえ、まだ現役で利用している世帯があるだろうし、
実際に老人など高齢者を中心にBDやDVDに移行出来ず未だにビデオデッキ使用している家庭はゼロではないでしょう。
外出規制になると家にいる時間も長くなるので、必然的にテレビを観る時間が増えます。
ビデオデッキを利用している人が録画用にテープの買い溜めをしているのではないかと思われます。
またビデオテープはDVDやBDに比べると劣化しやすく、長期保存しているうちにカビが生えて再生できなくなるケースもあります。
こうした事態に備えて録画済みのビデオテープを新しいビデオテープへとダビングする人もいることが予想されます。
もともとの需要(母数)が小さかった分、増加率が伸びた
カセットテープやCDと同じくオワコン化しているビデオテープですから、そもそもの需要は決して多くはなかったでしょう。
その分、ちょっと需要が増えただけで、他の売れたモノに比べて「増加率」が高くなり、結果的にランキング入りを果たしたとも考えられます。
DVD、BDなどのメディアがビデオテープにまとめられている
東洋経済オンラインの記事ではもしかしたらビデオテープを「記憶媒体」という意味で使っている可能性が考えられます。
その場合には、
DVD
BD
HDD
などなどがすべてビデオテープに含まれるので、ランキング入りする理由になりそうです。
コロナ自粛で映像関係者の需要増加
ビデオテープと聞くと、テレビ録画用とばかり思ってしまいがちですが、
実際にはビデオカメラでもビデオテープを使用しているタイプがあります。
映像関係者の中には、ビデオテープ独特の味わいを好んでいる人もいることが予想され、
そうした人がコロナ自粛中に趣味のビデオ撮影を再開した?とも考えられます。
コロナでビデオテープが売れた理由に関するツイッターの反応
ちなみに最近の55型や65型4KテレビにVHSビデオを繋いで再生してみると、
驚くほど映像がひどくて3倍速のVHSビデオテープなんてとても見れたものじゃありません。