ヴィラン(villain)の意味は?敵(悪役)?
アメコミヒーローの敵キャラはなぜヴィラン(villain)と呼ぶのでしょうか?
ヴィラン(villain)とは?意味や由来・語源は?
「ヴィラン」という言葉は、英語で「悪役」「悪者」「悪漢」といった意味を持ち、物語の中で主要な敵役を指す言葉です。また、「犯罪者」という意味もあり、ヒーローが戦う相手としてコミックや映画などで使われます。
この言葉の語源は、古代ラテン語の「villanus(村人)」から来ています。しかし、この語源からイメージが変わり、「村人」「身分の低い田舎者」から「悪党」「悪役」へと変化しました。
アメコミの世界では、この言葉がヒーローやヒロインに対立する敵役を指すと同時に、単に悪役としても使われています。例えば、ハルクの敵キャラクターとしては、アボミネーションやブルース・バナーの同級生でありリーダーである人物、未来のハルクであるマエストロ、そして最近ではレッドハルクなどがいます。
ディズニーの映画などでも有名な「ヴィラン」という言葉は、アメリカンコミックから広まってきた言葉で、特に悪役を指す俗称として使われるようになりました。日本では、僕のヒーローアカデミアの登場などもあり、「ヒーローとヴィランの対極」として使われ始めたことで広く認知されました。
ヴィラン(villain)は日本でいつから?
日本ではいつ頃からヴィラン(villain)が使われるようになったのでしょうか?
日本で「ヴィラン(villain)」が広まり始めた時期は、2010年代以降とされています。この言葉が日本で定着したのは、主に複数の要因が重なったことが影響しています。
まず、2010年前後にはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)などのアメリカのヒーロー映画や作品が日本でも大きな注目を集めるようになりました。これらの作品で「ヴィラン」という言葉が使われることが増え、それが日本のコミックやアニメファンの間で浸透していった一因です。
また、2014年には『僕のヒーローアカデミア』という人気のアニメ作品が始まり、そこで「ヴィラン」という言葉がヒーローとの対極として使われ始めました。この作品が広く視聴されたことで、「ヴィラン」が悪役を指す俗称として認知され、一般的に使われるようになりました。
さらに、ディズニーのアニメーション作品でも悪役が「ヴィラン」と表記されることが多くなり、その影響も大きかったです。これらの要素が相まって、「ヴィラン」という言葉が日本でも一般的に使われるようになったのです。
まとめ:ヴィラン(villain)とは?意味や由来・語源は?
アメコミヒーローの敵キャラは、英語で「villain」と呼ばれます。この言葉は、日本語で「悪役」や「敵役」を意味します。
「villain」の語源は、ラテン語の「villanus」で、これは「農奴」を意味します。中世ヨーロッパでは、農奴は身分が低く、権利も制限されていました。そのため、農奴はしばしば悪者や犯罪者の代名詞として使われるようになりました。
その後、「villain」は英語に借用され、意味が「悪役」や「敵役」へと変化しました。アメコミヒーローの敵キャラは、ヒーローと対立する存在であり、しばしば悪事を働くため、この「villain」という言葉がぴったりと当てはまるようになりました。
日本では、1990年代頃からディズニー映画の悪役が「ヴィラン」と呼ばれ始めました。その後、2010年代にアメコミ映画の人気が高まるにつれて、「villain」という言葉が一般に広まるようになりました。
また、2014年から放送が開始されたテレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」でも、「ヴィラン」という言葉が頻繁に使われました。このアニメでは、ヒーローとヴィランの対立が重要なテーマとなっており、その影響で「ヴィラン」という言葉がさらに浸透したと考えられます。
■ポイント
- 英語の「villain」は、もともと「悪役」や「敵役」を意味する言葉である。
- アメコミヒーローの敵キャラは、ヒーローと対立する存在であり、しばしば悪事を働くため、この「villain」という言葉がぴったりと当てはまる。
- ディズニー映画やアメコミ映画の人気によって、この言葉が日本でも広まった。