ヴァイオレット・エヴァーガーデンは「武器」として育てられた戦争孤児の女の子・ヴァイオレットが主人公。
戦場でのとある経験を機に人の手紙を代筆するドールという仕事に就き、感情を知っていくストーリで、
「泣けました」
「タオル必須」
「最高でした」
といった声も多い中、泣けないという声も少なくありません。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン(映画)泣ける人の意見
映画・TVアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を含めて、この映画で【一番】泣ける箇所なんて無い。
なぜなら、どのシーンでもでも泣けてしまうほど泣けるストーリーだから。
特に劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は一回目より二回目、二回目より三回目と回数を重ねる毎に魅せる映画となっています。
特にアニメを見てない人にとっては繰り返し見ることで、ストーリー上にちりばめられた数多くの伏線の意味が分かるようになり、また違った感動を味わうことができます。
何度でも観る事で、感情の咀嚼が上手くいき、より泣けるのが劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン(映画)泣けない?感動しない
映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」はアニメを見ていない初見の人の評判もよく、
息を飲むほどに美しかった。
なんて繊細なんだろう。
と、奥深いストーリーに思いをはせ、京アニの持つすさまじいまでの作画力、髪の毛の一本一本までリアルに描写し、たなびく布や微妙な表情の変化を堪能できます。
ただもちろん映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は泣けないという声もあります。
様々な意見がありますが、最も多い意見を集約すると、感情を失ったヴァイオレットがストーリー序盤であまりにも空気を読めない言動を繰り返すことから。
仕事はじめたての頃のヴァイオレットにイライラし、嫌悪感を抱くようになってしまったため、徐々に展開していくヴァイオレットの心の動きにも感情移入できなかったようです
ネットでは次のような自己分析を披露している人もいました。
歳をとるほど物事に対する感受性がなくなり、泣くことはもちろん精神的に影響を受けることが少なくなると思います。
そのため同じ作品を見る場合でも、10代の頃に見るのと、ある程度歳をとってから見るのでは面白さや感動のレベルが違い、印象深さも変わると思います。
例えば、10代の頃に見た作品は感動が強くて、一生記憶に残ることがありますが、50歳を過ぎてから見た作品は1週間もたつと内容を忘れたりします。
歳と共に感受性が薄くなるので、泣くことも少なくなると思います。
また、不安や心配事があると、感動作品を見ても泣けません。
例えば、対人関係の悩み、お金の悩み、病気の悩み、体の痛みなどがあると、そっちに気を取られて作品に入り込めず泣けません。
精神的に程よく幸せじゃないと、作品を見て泣けないと思います。
ちなみに、TVアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で最も泣けると言われているのが10話。
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン10話あらすじ
亡きギルベルト少佐を追い、戦場跡に向かったヴァイオレット。現実を受け止めきれず憔悴する彼女を救ったのは、人々の想いを繋ぐ手紙だった。
”自分は生きて、自動手記人形で居て良いのでしょうか?”ヴァイオレット問いに、ホッチンズは過去の罪と、ヴァイオレットがドールとして沢山の人々を救ってきた事実で応える。
今回は…とある屋敷に招かれたヴァイオレットは依頼主の母と代筆業に取り掛かる。母の余命を悟っていた娘・アンは、ヴァイオレットを敵視していたが…。
マグノリア家の一人娘・アンは、母・クラーラのことが大好き。しかし、母は招いたヴァイオレットと二人きりでアンに内緒の手紙を書き始める…。母に残された時間がないことを知っているアンは、誰に宛てたものかもわからない手紙を書くより、少しでも自分と一緒にいてほしいと願い「せめて手紙を書いている側でお母さんの手を握らせてほしい」とヴァイオレットに頼むが、それすらも許されず泣きじゃくる…。
ヴァイオレットは死の間際に立たされた女性の手紙を代筆する仕事を請け負いますが、その内容は女性の子供への50年分もの手紙。
ただ母の最期が近いことを知っている子供としては残された時間を母と一緒に過ごしたいと思うものの、母は子供を近づけさせずヴァイオレットと2人で手紙執筆に没頭します。
子供はもちろんヴァイオレットに対していらだちを持ちますが、アンと接するヴァイオレットがそれこそ涙腺崩壊させる言葉を口にします。
そしてラストでは、感情表現に乏しいヴァイオレットが仕事を終え涙を流します。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝は泣けない人も泣ける!
映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」では本編とは別に外伝も上映されました。
外伝に関してはさすがにアニメを見ていない初見の人だとあまり理解できなかったようですが、アニメ本編を見た人たちからは「外伝は嗚咽レベル死ぬほど泣いた」という声が数多く報告されています。
こんな泣き方、映画館でできない
泣くの我慢するのに必死で映画に集中できない。
■外伝あらすじ
……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学校。
父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、
白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、
教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。
外伝はヴァイオレットが主人公というよりは、依頼人であるイザベラ、そしてイザベラが守った「大切なもの」、そしてそしてきっと本編人気が高いであろうベネディクト師匠。
ヴァイオレットに初めてお友達ができる過程、そのお友達・イザベラが抱える過去を受けて何とかしたいと行動を起こすヴァイオレット。
命令がないと動けない武器少女が、自分の感情起因で何かのアクションを起こす、人を動かそうとする背景が外伝で映像化されています。