荒木彩花選手がバレーボールの試合中にゴーグルを着用している理由は?
久光スプリングス所属・日本代表でもプレーする荒木彩花選手は、現在、日本女子バレーボール界を牽引するミドルブロッカーです。
その圧倒的な存在感は、コートを支配するかのようであり、ファンを魅了し続けていますが荒木彩花選手はなぜゴーグルをしているのでしょうか?
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荒木彩花(バレーボール)ゴーグルの理由はなぜ?怪我?目の病気?
荒木彩花選手がバレーボールの試合中にゴーグルを着用している理由は、目を保護するためです。ここでは、その理由をわかりやすく、そして詳しく説明します。
■他の選手の影響
荒木選手だけでなく、元日本代表の鍋谷友理枝選手も同じブランドのゴーグルを着用していました。鍋谷選手も練習中にボールが目に直撃する事故を経験しており、その後ゴーグルを着用するようになりました。彼女も荒木選手と同じく「SWANS」のゴーグルを使用しており、このゴーグルが高い安全性を持つことが分かります。
■荒木選手のコメント
2023年5月30日に行われた「ネーションズリーグ2023」の試合後、荒木選手は「一昨年に外国人選手の打球が右目に当たり、そこから予防のためにゴーグルをつけています」と説明しています。このコメントからも、彼女が安全のためにゴーグルを着用していることが明確です。
荒木彩花選手と目の怪我
まず、荒木選手がゴーグルを着用し始めたのは、2021年の試合中に外国人選手の打球が右目に当たって怪我をしたことがきっかけです。この怪我は大変痛かっただけでなく、目に重大なダメージを与える可能性がありました。バレーボールでは、ボールが非常に速く飛んできます。特に女子バレーボール選手のスパイクは時速130kmにも達し、これはJRの在来線と同じくらいの速さです。そのため、目に当たると大変危険なのです。
荒木彩花(バレーボール)ゴーグルの役割は?
荒木選手が使用しているゴーグルは、SWANSというブランドの製品です。これはスポーツ選手向けに設計されており、激しい動きや衝撃から目を守るために使われています。このゴーグルは柔らかい素材で作られていて、衝撃を吸収することができます。また、ゴーグルのレンズがフレームから外れないようにする設計もされており、安全性が高いです。
ゴーグルはSWANS GUARDIAN-Fit
荒木選手が使用しているゴーグルのモデルは「GUARDIAN-Fit」と呼ばれています。このモデルには以下のような特徴があります:
強い耐衝撃性:160km/hの野球硬球を2mの距離で衝突させてもレンズが外れない。
フィット感:日本人の頭部形状に基づいて設計されているため、激しい動きにもブレません。
優れた通気性:体温上昇や発汗によるレンズの曇りを防ぐための通気構造が備わっています。
ワイドな視界:広い視界を確保しつつ、反射防止コートが施されています。
荒木彩花(バレーボール)経歴
荒木選手がバレーボールを始めたのは、中学1年生の時です。
きっかけは、両親がバレーボールをしていたことでした。
当時は水泳も少しやっていたそうですが、バレーボールに夢中になったのです。
■才能開花と全国大会への挑戦
中学2年生になると、身長はすでに180cmに達し、その才能は開花し始めます。
福岡県選抜メンバーに選ばれ、全国都道府県対抗中学生大会に出場。
見事、オリンピック有望選手賞と最優秀賞を受賞しました。
中学3年生時には、全日本中学バレーボール強化合宿に召集され、U-18の代表選手としてアジアユース女子バレーボール選手権大会に出場し、優勝を果たします。
■超強豪校で磨かれる実力
高校は、春高バレーで8度の優勝を誇る名門、東九州龍谷高校に進学します。
1年生から春高バレーに出場し、「東龍の壁」と呼ばれるほどの存在感を放ちました。
高校1、2年生の時は準優勝を経験し、3年生時には主将としてチームを優勝に導きました。
特に印象深いのは、2年連続で決勝戦に進出した金蘭会高校との準決勝です。
金蘭会高校には、日本代表のエース宮部愛芽世選手がおり、白熱した戦いが繰り広げられました。
荒木選手はキャプテンとして、そして長身ミドルブロッカーとしてチームを牽引し、見事にリベンジを果たしました。
■久光スプリングスでさらなる飛躍
春高バレー優勝後、荒木選手は久光スプリングスに入団します。
久光スプリングスは、Vリーグの中でも常に上位に君臨する強豪チームです。
荒木選手は持ち前の高さ and パワーを生かしたブロックとスパイクでチームに貢献し、着実に実力を磨いていきます。
■日本代表への選出とさらなる試練
2023年、荒木選手はついに日本代表に選出されました。
ネーションズリーグでは8試合中8試合にスタメン出場し、チームに貢献しました。
しかし、タイ戦で相手選手の足を踏み、左足を負傷してしまうアクシデントに見舞われます。
全治6ヶ月の診断を受け、目標としていたOQT(最終予選)出場も絶望となりました。
■不屈の精神で立ち上がる
大きな挫折を経験した荒木選手でしたが、決して諦めませんでした。
リハビリに励み、約5ヶ月ぶりにコートに立った際には、会場から大きな拍手が沸き起こりました。
しかし、その後再び左手を負傷し、手術を受けることとなります。
再び治療 and リハビリに専念することとなりましたが、荒木選手は決してくじけません。
まとめ:荒木彩花(バレーボール)ゴーグルの理由はなぜ?
バレーボール界屈指のミドルブロッカー、荒木彩花選手のトレードマークともいえるのが、試合中に着用しているゴーグルです。一体なぜ、彼女はゴーグルを着用しているのでしょうか?
その理由は、2021年の試合中に顔面(特に右目)にボールが直撃した事故がきっかけでした。
幸い大事には至りませんでしたが、この経験からケガの予防のためにゴーグルを着用するようになったのです。
使用しているゴーグルは、スポーツ選手向けに設計されたSWANS社の製品です。
激しい動きや衝撃から目を守るために使用されており、荒木選手もその性能に信頼を置いています。
ゴーグルを着用することで、
ブロック時の直撃によるケガを防ぐ
視野を確保し、集中力を高める
目の疲労を軽減する
などの効果が期待できます。
荒木選手にとって、ゴーグルは単なるファッションアイテムではなく、パフォーマンスを支える大切なアイテムなのです。