輪島市の集団避難|場所はどこ?なぜ中学生だけ?小学生・高校生は?

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輪島市で中学生が集団避難することになりました。

最大震度7を観測した能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市の中学生は、保護者の元を離れ集団避難を始めめましたが、なぜ中学生だけなんでしょうか?小学生・高校生は?

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輪島市の集団避難|なぜ中学生だけ?小学生・高校生は?

「滑らない」ユキヒョウお守り 集団避難の中3受験生応援 いしかわ動物園18日配布

いしかわ動物園(能美市)は18日、能登の被災地から白山市内に集団避難した中学3年の受験生を応援するため、昨年3月に生まれた絶滅危惧種ユキヒョウの雌ヒメルの写真が載った合格祈願しおりを全員に配る。能登地域で暮らす受験生全員にも順次届け、難関突破を後押しする。

 ユキヒョウは足裏の肉球の間にまで毛が生えており、高山地帯の雪や岩でも滑らずに歩けることにちなみ、しおりのキャラクターに採用した。縦9・5センチ、横6・2センチで、愛らしい表情をのぞかせる様子を切り取った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/348069768ab5c062259c52e20624f9c71d302137

能登半島地震の被災地となった石川県輪島市では、市立中学校の生徒401人のうち、保護者の同意が得られた生徒約250人(16日時点)が集団避難することになりました。

避難期間は2か月ほどで、家族とは離れて生徒だけが避難する形です。

なぜ中学生なのかというと、地震被害が凄まじいので、受験を控えた中学生のために、勉強できる環境作りのために集団避難をするようです。

阪神淡路大震災に時もそうでしたが、学校が避難所となっているので、子どもたちの学校生活に皺寄せが行きます。

校庭では避難者がドラム缶で暖をとっていたり、体育館や教室にも避難者がいるために、教室も明け渡していました。

大きな災害で精神的に参っている子も多くて、試験勉強できる環境下ではありません。

また、道路が確保されていないために、電気も水道もない生活をしています。

阪神淡路大震災の経験を踏まえて、県や市町村もそういう決断をしたのだと思います。

なお、小学生は、メンタル的な面を考慮したものと思われます。

ホームシックなど、心身の安定を図るのが中学生より難しいとの判断で避けられたのでしょう。

高校生は義務教育ではないので、勉強の場が欲しければ、個々で考えるなり、学校単位でどうにかするなりで、集団避難までしないという事でしょう。

輪島市の集団避難|場所はどこ?

輪島市で中学生はどこに集団避難するのかというと、避難先は輪島市から約100キロ離れた同県南部の白山市にある県の宿泊体験施設「白山青年の家」と「白山ろく少年自然の家」です。

石川県の小中学校や町内会での林間学校活動に使われている所で公立の研修施設でいわゆる「寮生活」ですね。

一般的には2~6人くらいが一部屋で共同生活、食事は給食ですね。
施設の運営管理は施設長が行います。多くの場合元公務員・元教員とかです。

もう少し落ち着いたら生徒の自治組織などもできるでしょうが、今は環境整備が優先でしょう。

あと、少年の家の方は近くに小中学校があるのですが、わりと最近立て替えた綺麗な校舎です。

少年の家に避難する1.2年生は近くの学校の校舎を借りて授業する、とテレビで言っていたので、そうした利便性もあったのかもしれません。

また、心のケアや体調管理を図るため養護教員も常駐するということです。

石川県立白山ろく少年自然の家
石川県立白山ろく少年自然の家 公式ホームページ

なお、県立白山ろく少年自然の家は例年この時期、県内のスキー学習の予約でいっぱいのはずが、地震を受けて1月の予約を全てキャンセルしたそうです。

輪島市の集団避難|中学校一覧

輪島市からの集団避難の対象は輪島市内の全3校401人のうち、希望した1年生73人、2年生81人、3年生104人。

白山青年の家で3年生と一部の1、2年生の合わせて120人、白山ろく少年自然の家では1、2年生138人が生活するそうです。

■輪島市の市立中学校一覧
東陽中学校
輪島中学校
門前中学校
※休校中 輪島中学校舳倉島分校

■輪島市の私立中学校
北陸学院中学校
星稜中学校
※休校中 叡明館中学校

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