英語でwarning caution 違いは?
「Caution」
「Alert」
「Attention」
「Warning」
「Notice」
はどんなふうに使い分けをするのでしょうか?
warning caution 違いは?Alert,Attention,Noticeの使い分けは?
WARNING、CAUTION、NOTEの訳し方について、日本の取扱説明書では危険、警告、注意と記載されているのが一般的のようです。
重要度で、Warning (危険) > Caution (警告) > Alert (注意) の順番になります。
・WARNING:危険
WARNINGとCAUTIONを比べた場合、その主体はWARNINGが発信側(製造者側)であるのに対し、CAUTIONは受信側(消費者側)であるという違いがあると思います。
つまり、同じ「注意の喚起」であっても、事故があった際に、その「責めにあう」のは「注意を喚起しなかった製造者」なのか、「注意に従わなかった消費者」なのかという問題が出てくると思うのです。
したがって、「製造側の非」を追求されかねない「注意勧告」については「WARNING」とし、危険度を明確に表示するという意味では日本語では「危険」を当てる。
・CAUTION:警告
上記WARNINGの説明で触れているのですが、「注意勧告」に対して事故があった際に「消費者側の非」を問われるかもしれない内容に関しては「CAUTION」とし、「危険」という直接的な言葉を避けながらも緊急性・危険性の高そうな「警告」を当てる。
・NOTICE:通知
もともと通知や通告という意味で、具体的な警告はなく、
「大事なこと(が書いてあるから、よく読んでおいてね。知っておいてね)」
ぐらいのニュアンスでしょうね。
・ATTENTION:注意
これは注意を向ける、注意して聞く、ぐらいの意味です。
「大事なnoticeがあるから、attentionしておいてね」
と考えればわかりやすいでしょうか。
・alert:警報
warningが、あらかじめ知っておくべき警告の意味を含むのに対し、
alertは、今まさに危険な状態であることを知らせるものです。
・NOTE:注意
これは上記の2つほどの緊急性・危険性はないかも知れませんが、触れておかなくてはならない「備忘」的な注意書きです。したがって、そのまま「注意」を当てる。
まとめ:warning caution 違いは?Alert,Attention,Noticeの使い分けは?
「Warning」は、警告、警報、戒め
「Caution」は、用心、注意、戒め
warningのほうが、Cautionよりも強い警戒を表現します。
気象の、「大雨警報」がWarningで「大雨注意報」がCautionになります。
caution は「注意深くすること」で単に「注意」と訳していいでしょう。
warning は「警告すること」です。warn「警告する」という動詞の動名詞形です。warning は、ですから、だれか警告する人なしは組織・団体が存在することを前提としています。つまり、警告する人等がいて、警告される人がいて、警告の内容がある、というみっつの要素が存在します。
caution と warning では、この「警告あるいは注意を喚起する人(等)」がいるかどうかが大きな違いです。