ワセリンと日焼け止めを使う場合、順番はどっちが先?
ワセリンを塗った肌の上に日焼け止めを塗ると、はじかれてて白浮きする?
ワセリンは油分がおおいことから化粧水をした後に使用するのが一般的ですが、日焼け止めはいつ塗るのでしょうか?
ワセリン・日焼け止めの順番はどっち先?相性は?
ワセリンと日焼け止めを使う場合、順番はどっちが先かというと、
化粧水→ワセリン→日焼け止めの順番です。
ただ、ワセリンは、乳液よりも美容オイルに近いです。美容成分は入っていませんが、オイル100%ですので。
ワセリンは工業用のグリスと同じ性質を持っています。
これらは物質的に極めて安定で、酸化しにくい性質から、錆び(酸化)防止の意味合いで用いられます。
なので肌に対しても、1日や2日程度では油やけの心配は全く無用だと思われます。
日焼け止めを最後にするのは、その効力を最大にすることが第1点になります。
そして、先に保湿系のものを塗るというのは、スキンケアでもそうですが、後の化粧品・日焼け止め等の化学品を直接皮膚に乗せない防御の目的があるからです。
こちらも、肌への負担の問題です。
ワセリンに日焼け止め効果はある?
ワセリンとは鎖状飽和炭化水素(CnH2n+2)のうち n=16~20 の混合体を指します(C16H34, C17H36, C18H38, C19H40, C20H42)。ちなみに,n=21( C21H44)の鎖状飽和炭化水素は流動パラフィン,n=22( C22H46)は潤滑油と呼ばれています。
ワセリンに日焼け止め効果はありませんが、日焼けあとの肌荒れ防止にはなります。
ワセリンを日焼け止めとして使用する場合、紫外線からの保護効果がほとんどないため、日焼けや肌へのダメージを防ぐことはできません。したがって、ワセリンを使用する場合は、別途日焼け止め製品を併用することをおすすめします。
純度が高いものは日興リカ㈱のサンホワイトP-1です。ワセリンは肌の乾燥を防ぎますがワセリン自体に栄養はありません。
ちなみに、古い時代に使われていた黄色ワセリンには二重結合 [C=C] を有する不純物が含まれ,これが紫外線で変性(酸化)しました。しかし,現在使われている白色ワセリンは非常に純度が高く,特にプロペトという製品は不純物をほとんど含んでいません。だから,現在販売されている白色ワセリンでは光酸化は起こりません。
鎖状飽和炭化水素は炭素原子同士の共有結合 [C-C] と,炭素と水素の共有結合[C-H] からできていますが,[C-C] は極めて強固な結合であり,これを切り離すには大きなエネルギーが必要となります。このため,ワセリンは常温では他の分子とほとんど反応せず,極めて安定した物質です。従って,人体に使用しても人体との間で相互反応は起きないと考えられます。
まとめ:ワセリン・日焼け止めの順番はどっち先?相性は?
肌に塗る順番は、
①保湿
②日焼け止め
③虫除け
の順で使用するが一般的です。
ワセリンはオイルなので紛れもなく保湿なので順番はワセリンのあとに日焼け止めになります。
ちなみに、多くの日焼け止めは汗をかく暑い時期に使用するため、汗などで流れにくくするように初めから皮脂を吸収して肌をサラサラに保つ仕組みになっています。
よって、乾燥しやすく、粉っぽくなるのです。
ですが中には日焼け止めでも乾燥しにくく、粉っぽくなりにくいものもあります。
日焼け止めにはさまざまな種類がありますが、乾燥しにくいのはクリームやジェルタイプの物です。
容器をカタカタ振るような、二層の成分を混ぜて使用するような日焼け止めは比較的乾燥しやすく、粉もふきやすいです。
なので、クリームやジェルタイプのものを使うといいででしょう。
スキンケアについては洗顔のあと、化粧水、乳液を付けられると思いますが、日焼け止めは結構肌を乾燥させてしまいますので、化粧水、乳液のほかに保湿クリームを塗って普段から乾燥しにくい肌を作っていくことが大切です。
海でも焼けない NALCパーフェクトウォータープルーフ日焼け止めNALC PERFECT UV PROTECTはSPF50+、PA++++、ウォータープルーフと日焼け止めスペックは最大級で、””三相乳化法””により界面活性剤を使わずに日焼け止めを製造しているため再乳化しずらく、水で流れ落ちる事がありません。
さらに必要な皮脂まで奪ってしまうことがないため肌が乾燥しにくく白浮きもしにくい日焼け止めとなっています。