スマホ(iphone)のwifi設定画面で、通常のWi-Fi鍵マークの右上にプラスマークが表示され、接続できなくなるケースがあります。
テザリングもできないという報告もみられますが、原因・対処法は?
wi-fi鍵マークにプラスでテザリングできない!iphoneのios15やsurface,楽天ミニ
Wi-Fi設定画面で鍵マークの右上にプラスマークが表示されるのはiphoneやipadのOSをios15以上にアップデートしたことが原因です。
例えば、iOS14以上にアップデートしたiphoneをテザリングの親機としてrakuten miniをネット接続しようとしても、「保存済み」となってiphoneでは鍵マークがプラスになり、そこから接続できなくなります。
wi-fi鍵マークにプラスでテザリングできない原因は、iOS15からはWiFi のセキュリティ規格 がデフォルトで「WPA3」という新しい規格を採用しているからです。
iOS14 までは WPA2 だったんですが、「iOS 15」 では、インターネット共有 (テザリング) 機能がWPA3に対応するようになりました。
WPS3は、第三者がパスワードを推測する可能性を引き下げ、かつユーザーが指定したパスワードが推奨レベルの強度に達していない場合でも保護能力を強固にしたwifiセキュリティ規格。
具体的にはSAEハンドシェイクによって、WPA2の脆弱性だった 「KRACKs」 を無効にできたり、総当たり攻撃 (ブルートフォースアタック) などセキュリティをこじ開けるような行為の対策も可能となりました。
この変更でより強固なセキュリティが利用可能になりましたが、ややこしいのは同じ iOS15 でも iPhone7 のテザリングは WPA2のまま、iPhone11 や iphone se2 は WPA3 なんですよね。
Wi-Fi暗号化の規格強度は、
WEP
WPA
WPA2
WPA3
といった順番にバージョンアップ指摘て、Apple社が求めるWi-Fi暗号化レベルは、WPA2/WPA3以上です。
現状ではWPA2とWPA3という2つの企画が混在しているため、手持ちの機器(楽天ミニなど)がWPA3に対応していない機器でテザリングによるネット接続ができないといったことが怒ります。
ただ解決方法は簡単で、「保存済みネットワーク」から当該のSSIDをセキュリティを変更するだけ。
例えば「SAE」になっていた場合、一旦設定を削除して「ネットワークを追加」から”手入力”でSSID、パスを入れてセキュリティを「WPA/WPA2 PSK」にして保存してみてください。
鍵のプラスマークも消えテザリングでネットにつながるはずです。
他にも、Surface pro3もWPA3に対応していないせいで、テザリングによるネット接続ができないようです。
Windows 10 21H2 を適応するとWPA3が利用できるかもしれません。
それでもダメなら、WPA3対応の無線子機を購入してネットワークアダプター(WIFIアダプター)を変更して後付けしたものをメインにして使用するとテザリングでネット接続ができるようになります。
WIFIアダプターには、アイ・オー・データ IEEE802.11n/g/b準拠 150Mbps WPA3対応 超小型Wi-Fiアダプター 日本メーカー WN-S150UM
など、アマゾンなどで1000円程度で販売しているものがあります。