惑星と衛星の違いは?
同じく惑星、恒星、衛星、彗星のはどんな違いがあるんでしょうか?
惑星と衛星の違いは?恒星・彗星は?
恒星の周りを回っているのが惑星・準惑星・小惑星・彗星などです。
惑星・準惑星・小惑星の周りを回っているのが衛星です。
恒星は太陽などの核融合反応を起こし自ら発光しエネルギーを放出する天体。
彗星はおもに楕円軌道を描く天体。非常に遠方まで移動するため遠いところで氷になったものが太陽に接近することでガスや塵を放出する。
惑星はある程度の大きさで太陽の周りを一定の期間で回っていますが、衛星は太陽ではなく惑星の周りを一定の期間で回る星です。プルートが惑星から外されましたが少し軌道が違うためと月より小さいなど惑星と言うには少し問題があるからですね。
まとめ:惑星と衛星の違いは?恒星・彗星は?
■準惑星
エリスや冥王星など惑星ほど大きくはないが比較的大きな太陽の周りを回る天体。
■小惑星
特定の位置で公転する小さな天体。原始惑星になりそびれた小さな岩が含まれる。主に火星と木星の軌道の間のものと木星軌道上に存在する小惑星が有名。
■流星
岩石や金属片などが地球の大気圏に侵入する時に発光する物体。彗星などが地球の公転軌道上に残した塵が地球に当たると流星群となる。
■太陽系外縁天体
海王星の外側を回る天体をすべて太陽系外縁天体と呼ぶ。成長が遅かったため惑星になれなかった塵などの微惑星の生き残りとされる。
■遊星
恒星系に捕らわれていない(公転していない)星。時々太陽系近くを通り過ぎると観測されることがある。
■惑星:
1.恒星及び恒星の残骸(白色矮星、中性子星、ブラックホール等)の周囲を公転している天体。
2.現在若しくは過去に遡り内部核融合を起こした実績が無い天体(比較的点火し易い重水素を核融合した形跡のある天体は褐色矮星というカテゴリに入る)。
という上記2定義に当て嵌まる天体が惑星。
質量理論上限値は概ね0.013太陽質量とされる(それを上回る質量を持つと内部縮退圧が高まり、重水素に点火する可能性が高くなる為)。
上記踏まえた上で太陽系惑星は、
1.太陽の周囲を公転している。
2.自重によりほぼ球体になっている。
3.その軌道周辺を重力支配下に収めている。
という3定義に当てはまる8天体(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)が該当する。
■衛星:
惑星、準惑星、小惑星の周囲を公転する天体のこと。
(例外)
準惑星の冥王星の表面上空1万9千kmほどを第1衛星カロンが公転しているが、カロンの質量は冥王星の約7分の1と非常に大きい為、冥王星とカロンの共通重心が冥王星の表面の外側、宇宙空間に飛び出しており何かと物議を醸し出している(冥王星が惑星とみなされていた頃は両者は「二重惑星」、冥王星が惑星から外れた後は「二重準惑星」を主張する一派が存在する)。
■恒星
簡単に言うと、光っている星。太陽やシリウスA、ベガ、北極星など
地球から星空を見上げた場合、天球の同じ場所に恒常的に固定されているように見える星。
但し、実際には動いている。が、その見かけ上の変化量がごく僅かなので肉眼では移動していることが確認できない。
又、太陽は恒星であるが地球がその周りを公転しいているため天球上の一点に固定されていない。
通常は、発光している星のことを指す。
ガス星の場合、自分の重力による収縮で熱核融合反応で光っている。
中性子星の場合、発光していないが、電磁波を出している。
恒星が双子の場合、お互いに相手の回りを回るため、位置の変化が検出できる。