まだ結婚できない男の放送が開始され、第1話あkら前作の設定をところどころにちりばめられていて、
続編を待ち望んでいたファンにとっては、心地よい時間を過ごすことができたんじゃないでしょうか。
まだ結婚できない男では相変わらず、桑野信介(阿部寛)が大音量でクラシックを鳴らしたり、
隣人のパグ犬に過剰に反応したりするシーンが見られましたが、
多くの人の目を引いたのがやっぱりネットで自分の評判を検索するエゴサーチ。
ネットで桑野信介のことを非難する「やっくんのブログ」の更新を逆に(?)待ち望んでいる様子でした。
やっくんのブログ(まだ結婚できない男)の正体は誰?山本宏?
「また検索順位が上がってる!」とエゴサーチをしていた桑野信介が呟いたのは、
「やっくんのブログ」というブログでした。
仕事に悪影響が出かねないと思った桑野信介は、
「やっくんのブログ」について相談をすべく弁護士の吉山まどか(吉田羊)のところに駆け込み、
誹謗中傷の元になった「人生100年時代」のインタビューの内容を見せます。
話しているうちに吉山まどかが未婚だということを知り、
「30代に仕事を優先してきたからこそ、こうして事務所を持つこともできた」
と説明する吉山まどかに対して、
「それは自分の状況を一般化することで責任を回避している」
と依然と変わらず相手を論破しようとする桑野信介。
「そういうのって敵を作りやすいスタイル、犯人もあなたに不愉快な思いをさせられたのでは?」
と諭されるものの、桑野信介が耳を貸すわけがありません。
「やっくんのブログ」について桑野信介が言うには、
「高齢者住宅を食い物にしている」誹謗中傷に当たるのでは?という相談ではあるものの、
これくらいの内容ならプロバイダに開示請求するのも難しいものがあるし、
なら放置しておいてもと良いのでは?吉山まどかに提案されるも、金は払いますからやってください引きさがりません。
さらに、桑野信介は「もしかしてやっくんを怖がってる?」
「弁護士が嫌われる確率は4分の3、まず相手側から恨まれる。これで2分の1。負ければ依頼人にも恨まれる。
合わせて4分の3です。」と独自の理論を展開すると、しぶしぶ、吉山まどかは桑野信介の訴訟を引き受けることとなりました。
「まだ結婚できない男」ではどうやら「やっくんのブログ」を巡って一悶着が起きそうな予感がしますが、
やっくんって誰なの?というと、正体は山本宏ではないか?という憶測が広がっています。
山本宏とは桑野信介も感銘を受けた「人生100年時代を幸せに生きるヒント」の著者。
書籍の帯には
「生き急いでいませんか?まだ半世紀あると気づけば人生が豊かになる。」
「カウンセリングのプロが教えるマルチステージ時代の働き方」
といった紹介分も見られます。
マルチステージ時代とは、従来の「教育」「勤労」「引退」の3ステージを順番に歩むのではなく、
自分にとって理想的な人生を追い求めて1人ひとりが違った働き方を見出し、
それぞれが人生のイベントの順序も変えていこうという考え方。
50代になってもまだなお独身の桑野信介のライフスタイルを肯定するような本ですね。
ちなみに、前作の「結婚できない男」では、「やっくんのブログ」と同じように、
桑野信介をやっかむ登場人物として金田田裕之(かねだ ひろゆき)という女ったらしの建築家もいました。
「やっくんのブログ」さながらのホームページを持ち日常をつづっていましたが、
桑野信介をライバル視したりやっかむ姿がちょいちょい見られたものの、
1人焼肉をするような「結婚できない男」でもありました。