セブンルールでは毎回、今まであまりスポットライトを浴びることのなかった人に注目し、
その人の独自のルールを紹介していくというちょっと変わったヒューマンバラエティ。
特定有人国境離島地域に指定されている青ヶ島で、
入手困難な「ひんぎゃの塩」を作っている塩職人の山田アリサさんが登場しました。
山田アリサ(塩職人)プロフィール
- 出身地:東京都青ヶ島村
- 生年月日:1962年(昭和37年)
- 年齢:57歳
- 家族:子供1人(娘)※夫とは離婚
- 大学:文京女子短期大学英文科(最終学歴)
現在は、
- 青ヶ島村民生委員
- 牛祭り実行委員事務局長
といった肩書を持ち、2013年には、
青ヶ島村議会議員選挙に無所属で立候補し落選していたこともわかりました。
山田アリサ(塩職人)の経歴
ただ立候補7人で一位の得票数が18票で六位が13票。
七位の山田アリサが8票だったので僅差で
青ヶ島村議会議員選挙に落選してしまいましたね。
山田アリサさんは、青ヶ島に対して並々ならぬ愛情を注いでいるように感じますが、
実は青ヶ島でずっと生まれ育ったわけではありません。
山田アリサさんの両親は青ヶ島出身の人間ではなく、
二人とも教師をしていて、たまたま同じ年(昭和34年)に
青ヶ島に赴任して知り合って結婚。
それから3年後に山田アリサさんが誕生するわけですが、
青ヶ島には中学校までしかないので山田アリサさんは高校進学と同時に青ヶ島を出て、
それからしばらくはほとんど青ヶ島に帰らなくなります。
高校も1年休学してオーストラリア留学するなど行動的だった山田アリサさんは、
芝居に目覚めていて演劇や音楽で有名な学校への進学を目指すも不合格。
両親の勧めもあって教員免許が取れる短大に進学することになりましたが、
芝居への情熱を捨てることができず1年目こそ学校に集中するものの、
2年目からは大手劇団の研究生として芝居にのめり込むようになります。
大学はきちんと卒業しましたが、
井上ひさしが座付き作家の「こまつ座」に180人の倍率を突破して入所できたため、
教員にはならずに役者としての人生をスタートさせます。
ただ研究生から一人前の役者として認められるのは、それでも毎年数人程度で
山田アリサさんはこの劇団で鼻が開くことはありませんでした。
その代わりに山田アリサさんは研究生時代に同級生だった父親が旗揚げした劇団に
前の劇団で上のクラスに残れなかった研究生たち数人と一緒に入所し。
役者を仕事とする生活に充実感を覚えていたものの、
主役級の役が回ってくることはなく、
役者としての目指す方向性に悩みも抱えていました。
そんな折に母の体調が優れなくないという知らせを受けて、
母親一緒に暮らすことになり、それに伴ってお金を稼ぐ緊急度が上がったことから、
33歳位の頃に親の面倒を見るため、役者をやめることを決心。
ただ母親と二人で暮らし始めて数年で母親は亡くなり(すでに父親や他界)、
青ヶ島の実家を整理するためいったん、青ヶ島に戻ったものの、
結局、青ヶ島の人と結婚して子どもも出産し、
そのまま青ヶ島に住み続けるようになりました。
山田アリサ(塩職人)のfacebookやtwitterは?
山田アリサさんはfacebookやtwitterで情報発信していないか?
調べてみたんですが、どうやらアカウントは開設していないようです。
同性同名の方が出てくるばかりで、
もしかしたら、青ヶ島だとネット環境が不十分なのかも?
と思いましたが、山田アリサ(塩職人)のブログを発見。
普段の塩づくりの様子だったり青ヶ島での毎日をレポートしているので、
見ているだけでも楽しいブログです。
山田アリサさんが塩職人となったきっかけ
山田アリサさんは何十年も塩づくりを続けていたわけではなくて、
母親の死をきっかけに青ヶ島に戻ってきてから塩づくりを始めています。
もともと青ヶ島には役場が始めた製塩所があり、
人手不足のために釜場で働く人の求人募集に応募したことがきっかけです。
50度位の部屋に入って、釜を洗う作業など色々な作業をするため、
決して楽な仕事ではありません。
山田アリサさんが採用されるまで「男性限定」の求人だったそうですが、
1日でやめてしまう人が続出し、どうしても人手不足が解消できなかったため、
性別問わず求人を募集することになったとのこと。
男も逃げ出すような過酷な環境で仕事を続けるなんて、
山田アリサさんの忍耐力や根性には頭が下がりますね。汗
山田アリサさんが結婚をしていたものの、釜場で働くようになってから離婚。
子どもを育てる教育費のことを考えると
青ヶ島を出て都会で稼いだほうが良いものの、
娘といる時間を優先するために島に残ることを決意したそうです。
そして、製塩所が民営化することになったときに、
山田アリサさんが経営を引き継いで「ひんぎゃの塩」を作るようになります。
山田アリサさんの「ひんぎゃの塩」とは?
世界でもおそらくここだけという、地熱蒸気を使って作られる天然塩です。
人工の蒸気や電気、火、温泉水などはあるようですが、
地熱蒸気には有毒な火山性ガスが含まれていることが多いため
産業的に使われることはほとんどありません。
青ヶ島に限っては地熱蒸気に有毒ガスが含まれていなかったことから、
山田アリサさんが青ヶ島だけで作れる「ひんぎゃの塩」を開発しました。
TV放映に伴い注文が殺到しているようで、
現在「ひんぎゃの塩」は全て入荷待ち
【専用瓶】[30g]税込390円
【チャック付き袋】[50g]税込250円
【お得用大袋】[1kg]税込4,320円
ひんぎゃの塩の口コミには、
他の塩と味はぜんぜん違う
後味が違う
柔らかさやまろやかさがある
他の素材と合わせた時に、その素材の甘みを引き出す
素材の旨さを活かすの上手
といった声があるようです。