「やせ玉」がヒルナンデス(4月11日放送)で紹介されました。
みそにゴマと削り節粉を混ぜるだけという簡単なレシピながら「やせ玉」には腸活の効果があると言われ口コミで評判になっています。
やせ玉の作り方は?ヒルナンデス
「やせ玉」 は、乳酸菌をはじめ、タンパク質やビタミンなどが豊富な味噌や塩麹などの発酵食品と、腸内で善玉菌を増やす食材を併せるのが基本的な作り方になります。
たとえば、菌のエサになる食物繊維たっぷりのゴマ、そして味わいの決め手となる削り節粉を混ぜたら、大さじ1ずつ取り分けるだけ。
管理栄養士の加勢田千尋さんが発案者とされ、やせ玉で食生活を改善し、10kgの減量に成功しています。
著書『たった4か月で10kgの減量に成功した管理栄養士が教える「やせ玉」腸活ダイエット』も大ヒットしています。
やせ玉の効果は腸活!ヒルナンデス
やせ玉の効果として加勢田千尋さんが強調しているのが「腸活」です。
「腸活」とは腸内環境を整えることで腸の働きを活発化させ健康維持、増進をはかること。
そのために大切なのは善玉菌を増やすものを積極的に摂る必要があります。
私たちの腸内に生息している善玉菌とはほぼ乳酸菌のこと。
乳酸菌といえば、キムチやヨーグルトにも含まれています。発酵食品であれば、何かしらの有用菌が含まれているものです。
腸の働きは善玉菌と悪玉菌のバランスによって成り立っています。健康な状態だと善玉菌2に対して悪玉菌が1の割合になっていると言われています。
このバランスが崩れ、善玉菌の割合が減ってしまうと便秘になってしまったり、お腹を壊しやすくなって下痢っぽくなってしまいます。
腸内環境が乱れると、消化器系の症状が起きる以外にも、実は体に脂肪もつきやすくなってしまいます。糖質・脂質の代謝も低下してしまうからです。
食べ物に含まれる糖質・脂質は、本来であればエネルギーに変換されるはずです。
ただそのためには、化学変化を促す「補酵素」と呼ばれるモノが必要。具体的にはビタミンB群が必要になります。
ビタミンB1やパントテン酸、ナイアシンなど、様々な種類がありますが、ビタミンB群が体内不足すると、糖質・脂質をスムーズにエネルギーに変換できなくなり、体に脂肪として蓄えがちになります。
ビタミンB群は食べ物からも摂取できるほか、実は体内でも生成されます。
腸内細菌がビタミンB群の生成に大きくかかわっていて、腸内環境が乱れれば乱れるほど、生成量が落ちてしまうんです。
「やせ玉」による「腸活」で腸内環境を整えていけば、当然、ビタミンBの生成量だってアップ。
食べ物に含まれる糖質・脂質はもちろんのこと、体についた余分な脂肪だってどんどんエネルギーに変えてくれる働きが期待できるわけです。
やせ玉はいつ飲む?ヒルナンデス
便秘があまりにも辛くて、腹痛や吐き気がする場合。
「やせ玉」の効果が現れるには時間がかかるので、便秘薬や下剤を使ったほうがよいでしょう。
とりあえず、すっきりしてからやせ玉で腸活を初めても遅くはないものの、便秘薬の依存度はあまり高くするのは危険です。月に1回でも多いくらいです。
便秘薬というのは、腸のぜん動運動(便を肛門へと押し出す働き)を半強制的に促す効果を持っている成分が含まれています。代表的なものとしてセンナ(センナシド)があります。
センナは即効性があり、飲んでから半日もしないうちにお通じがやってくるものの、腸に悪影響を与えることもわかっています。
腸のぜん動運動を弱めてしまい、便秘薬なしでは排便できなくなってしまいます。さらに、腸壁にダメージを与えて余計な病気を招く危険性もあります。
やせ玉はその点、腸に負担をかけることが一切ありません。むしろ、やせ玉を飲み続ければ続けるほど、腸内環境が安定するので、便秘しにくくなるほか、免疫力がアップしたりダイエット効果も期待できます。
「腸活」によって花粉症の症状が和らいだり、インフルエンザ流行していても感染しにくくなるなど、体調を崩す頻度を減らすこともできそうです。
そんなやせ玉ですが、いつ飲むのが良いのかというと、特に決まりはありません。
1日3食のうちに「やせ玉」で作った味噌汁を呑むようにすればそれでOK。逆にやせ玉を1日に5回も6回も飲み続けるのは塩分の取り過ぎになる恐れがあるので、ほどほどにしておきましょう。
やせ玉の口コミは?ヒルナンデス
口コミでは、「やせ玉」に加えてイヌリンと難消化性デキストリンが含まれている食材を一緒に摂取するのがおすすめです。
いわゆる食物繊維のことで、豆類、野菜類、きのこ類、藻類などに多く含まれているので、とにかく具だくさんにするがおすすめ。
特にさつまいも、大根、かぼちゃ、ごぼう、ブロッコリー、モロヘイヤ、しいたけなどにも食物繊維が多くも含まれています。
食物繊維はその種類によって役割が微妙に異なるものの、いずれにしても腸内をきれいに掃除をしてくれます。
食物繊維は水を含むことで粘りある性質をもつようになります。腸にこびりついている汚れや毒素(老廃物や腐敗物、有害物質など)を絡め取りながら、腸へと到達していきます。
粘り気のある食物繊維が便に混ざることで便が柔らかくなり、排便しやすくなります。
便の体積も増えるので、腸のせんどう運動が促され、お通じも良くなる働きも期待できそうです。