クジラ(体長約8メートル)が大阪市内を流れる淀川の河口に姿を現し話題となっています。
早くも“よどちゃん”と呼ぶ声も見られる淀川クジラの場所はどこ?地震の予兆・前触れだったりしないのでしょうか?
淀川クジラ|場所はどこ?
【速報】通報から24時間が経過…一夜明け『迷いクジラ』は依然として淀川河口付近に 海上保安監部は監視活動を再開
9日、大阪の淀川の河口付近で迷い込んだとみられるクジラについて、10日朝も確認されたということです。大阪海上保安監部は監視活動を再開しました。
9日午前7時40分ごろ、大阪市西淀川区にあるパーキングエリアにいたトラックの運転手から「黒いクジラのようなものがいる」と海上保安本部に通報がありました。クジラは体長約8mで、大阪湾から迷い込んだとみられています。
大阪海上保安監部は9日朝からクジラが上流に入りこまないよう監視を続けていましたが、9日午後5時過ぎの日没の時間に終了していました。10日にもクジラがいれば監視を再開するとしていましたが、引き続きクジラが確認されたということです。そのため海上保安監部は監視活動を再開しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/19315428f6f1797eced327c412bdd0dc34e27aa6
クジラが姿を見せたのは、大阪市の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」にほど近い、淀川の河口近くです。
大阪市西淀川区の阪神高速湾岸線中島パーキングエリア(PA)付近の水深2メートル程度の浅瀬にとどまっているそうです。
淀川クジラは地震の予兆?
地震に対応して、採餌行動を変容するクジラ
今回の地震により、海底地すべりや濁流が海底地形に大きな変化をもたらしたため、クジラはより深い場所へと潜らざるをえなくなった。
その証拠に、研究者たちの調査によれば、地震後の約一年間、採餌のために潜水する間の水面での滞在時間が約25%も長くなっていることが判明した。これは、マッコウクジラがより長く、より深く潜るために、より多くの酸素を集め、筋肉を休めていたことを示唆しているという。
興味深いことに、地震の一年後にはクジラの浮上呼吸は元の間隔に戻ったようだ。おそらく堆積物が落ち着き、無脊椎動物の生態系が回復し始めたためと思われる。
https://www.soajapan.org/post/earthquake-ocean
クジラの生態に詳しい東京海洋大学・鯨類学研究室の中村玄助教や『海遊館』海獣環境展示チーム・西本周平さんによると四角い頭が特徴の「マッコウクジラ」と推測しています。
また8mという大きさから、子どもの個体とみられ普段は群れで過ごしているものの群れからはぐれてしまって迷い込んものと見られています。
大阪湾では1970年ごろからの四十数年間で、少なくとも155頭のクジラが確認されていて、そのほとんどが死んだ状態で、生きたクジラは数頭ほど。
水深の浅い河口付近にクジラが現れるたのは、極めて珍しいようですが、2020年に発表された論文では、2016年にニュージーランドで発生した地震が、マッコウクジラの捕食行動にまで影響を及ぼしていることが指摘されています。
北極から南極まで広い範囲に生息しているマッコウクジラは水深200メートルくらいでイカなどを食べて生きているそうですが、弱っていたりすると、潮流に流されて迷い込むこともあるという。
「○○が大地震の前ぶれ」というのは全部ウソ・デマです。ネットには地震のウソを書き込んでいる人が多いです。小中学生をだましてお金もうけしている人もいます。