【ドローンサッカーとは?ルールや米子北高校ドローンサッカー部も紹介】
近年、ドローンを使った新しいスポーツ「ドローンサッカー」が注目を集めています。この記事では、ドローンサッカーのルールや、強豪として知られる米子北高校ドローンサッカー部について詳しく解説していきます。
ドローンサッカーとは?
ドローンサッカーは、2016年に韓国で生まれた新しいスポーツです。 5対5のチーム戦で行い、球状のガードで覆われたドローンを操縦して、相手チームのゴールを狙います。 ドローンの操縦技術だけでなく、チームワークや戦略も重要となるエキサイティングな競技です。
ドローンサッカーの基本ルール
■ドローンサッカーのルール詳細
- 競技人数: 5人対5人のチーム戦で行われます。
- フィールド: 四方と天井をネットやワイヤーで囲った専用ケージ内で試合を行います。 フィールドの広さは、公式ルールでは「縦16m×横7m×高さ5m」と定められています。 その他に、短辺4m×長辺8m×高さ3mのフィールド規定も存在します。 フィールドには中心線が引かれ、両サイドにはリング状のゴールが設置されます。 ゴールは視認性の高い色で設置され、照明やセンサーを取り付けることも可能です。
- 機体: 球状のガードで覆われた専用のドローンボールを使用します。 ドローンボールはオートバックスセブンが販売する公式機体を用いることがルールで定められています。 ドローンボールの大きさや重さは、フィールドの大きさによって異なり、短辺7mの長方形フィールドでは直径40cm±2cm、重さ1,100g以下、短辺4mの長方形フィールドでは直径20cm±1cm、重さ110g以下と定められています。 また、所属チームと相手チームのドローンボールを見分けられるように、赤と青のLEDを点灯させる必要があります。 ストライカーのドローンボールには、他のドローンと区別できるように、ストライカーシールやタグを貼付します。
- 試合時間: 1セット3分間で、合計3セット行います。 各セットの間には5分間のインターバルが設けられ、バッテリー交換や機体の整備、作戦会議を行います。 インターバル中に整備が終わらなかった場合でも、時間延長はありません。
- 得点方法: 相手陣地のリング状のゴールに、ストライカーのドローンボールを通過させることで得点となります。 ドローンボールが完全にゴールを通過した場合のみ得点として認められます。 ストライカー以外のドローンボールがゴールを通過しても得点は認められません。 また、自陣のゴールにドローンボールを入れてしまうと、得点になりません。
- ポジション: 5人の選手はそれぞれ役割が決められています。
- ストライカー: 得点を取る役割を担います。
- ガイド: ストライカーをサポートする役割です。
- リベロ、スイーパー、キーパー: 主に守備を担います。 キーパーは、ペナルティキック時にゴールを守ります。
- フィールドプレイヤー: ゴールのディフェンスやストライカーのアシストなどを行います。 短辺4mの長方形フィールドでは、ストライカー2名、フィールドプレイヤー3名の構成となります。
- 勝敗: 3セットのうち、より多くのセットを獲得したチームの勝利となります。 同点の場合は、3分間の延長戦やPK戦を行う場合があります。
- 反則: 以下の行為は反則となり、警告やセット敗、競技敗などのペナルティが課せられます。
- 競技者以外の者が操縦スペースに立ち入る行為
- 審判、相手、観客に対する非紳士的行為
- 競技中のドローンボールに体の一部や器具で触れる行為
- 整備不良などにより競技を意図的に遅延させる行為
- スタートの合図前にドローンボールを動かす行為
その他:
- ドローンサッカーは、年齢、性別、障がいの有無に関わらず、誰でも楽しめるバリアフリーなスポーツとして注目されています。
- 2025年には、韓国で初めてドローンサッカーワールドカップが開催される予定です。
米子北高校ドローンサッカー部
■米子北高校ドローンサッカー部の概要
- 創部: 2023年10月
- 所在地: 鳥取県米子市
- 活動場所: 体育館や空き教室など
- 創部の背景:
- 文化部の活性化
- 生徒の活躍の場の拡大
- ドローン操縦スキル習得の機会提供
- コミュニケーション能力の育成
- 指導体制:
- 顧問: 足立浩一教諭
- 外部指導: 日本ドローンサッカー連盟鳥取・島根支部
- 目標: 全国大会優勝、世界大会出場
部員の特徴
- 創部メンバーは元帰宅部でゲーム好きだった生徒
- コントローラー操作に長けている
- チームワークを重視している
活動内容
- 練習: 週1回、空き教室や体育館で練習
- ゴール練習、ディフェンス練習、フェイント練習など
- 実戦形式の練習
- 大会参加:
- 創部2か月で全国大会に初出場し、ベスト4進出
- 2023年12月17日、京都で開催された全国大会で初勝利
ドローンサッカーの魅力 (米子北高校の視点から)
- 男女、年齢、障害の有無に関わらず、同じコートでプレーできるバリアフリーな競技
- コントローラー操作でゲーム感覚でプレーできる
- チームワークが重要
- 全国大会優勝、世界大会出場を目指せる
米子北高校とドローンサッカーの関係
米子北高校はサッカーの強豪校としても知られています。同校は「高校サッカーで日本一、ドローンサッカーでも日本一」を目指しており、ドローンサッカーを新たな
シンボルとして育成しようとしています。
メディアでの注目
- 2023年12月26日、山陰中央テレビのニュース番組「ライブニュースイット」で紹介
- 2024年4月27日、TBSのニュース番組「情報7daysニュースキャスター」で紹介
ドローンサッカーの魅力
ドローンサッカーは、年齢や性別、障がいの有無に関わらず、誰もが同じフィールドで楽しめるバリアフリーなスポーツとしても注目されています。 コントローラー操作さえできれば誰でも参加できるため、新しいスポーツに挑戦したい人や、eスポーツに興味がある人にとって最適な選択肢と言えるでしょう。
まとめ:ドローンサッカーとはルールは?米子北高校ドローンサッカー部がナニコレ珍百景
- ドローンサッカーは2016年に韓国で生まれたスポーツで、5対5のチームが球状のドローンを操縦して、相手チームのゴールを狙います。
- ドローンの性能よりも、操縦の技術とチームの戦略が重要となります。
- ドローンサッカーは、年齢、性別、障害の有無に関わらず、誰でも楽しめるバリアフリーなスポーツとして注目されています。
- 2025年には韓国で、初のドローンサッカーワールドカップの開催が決定しています。
- 米子北高校ドローンサッカー部は、2023年10月に山陰地方で初めて創部されたチームです。
- 部員たちは、元々帰宅部でゲーム好きだった生徒たちで、創部2か月で全国大会に出場し、ベスト4という成績を収めました。
- 部員たちは全国大会優勝、そして世界大会出場を目標にしています。
- 米子北高校はサッカーの強豪校としても知られており、「高校サッカーで日本一、ドローンサッカーでも日本一」を目指しています。