第61回米沢納涼水上花火大会(2024年)について。
米沢納涼水上花火大会は、毎年8月の第一週の金曜日に、山形県米沢市の松岬公園で開催される花火大会
上杉神社のお堀から花火が打ち上げられるという、県内でも珍しいスタイルが特徴です。
米沢納涼水上花火大会2024何時から何発?
米沢納涼水上花火大会は午後7時30分から午後9時まで開催されます。 花火の打ち上げ数は約6,000発です。 この花火大会は、小型煙火などを中心に、約1時間半で6,000発の花火を打ち尽くすため、テンポが速く、迫力満点です。
なお、花火の種類は大きく分けて「割物」と「ポカ物」の2種類に分類されます。
■割物
「割物」は、玉が破裂して球形に星が飛び散る、花火大会で最も多く見られる丸い花火です。 割物には、以下のような種類があります。
- 菊(きく):星が尾を引きながら放射状に飛び散る、伝統的な花火です。 花びらの先の色が変化する場合は「変化菊」と呼ばれます。
- 牡丹(ぼたん):菊と同様に丸く広がりますが、尾を引かずに光の点が広がっていくのが特徴です。 菊よりも光が鮮やかに出るのも特徴で、火薬にマグネシウムなどを使った明るい種類を「ダリヤ」と呼びます。
- 冠(かむろ):星が比較的長い時間燃えることで独特な形を作ります。 丸く広がって大きく流れ落ち、地面近くで消えるのが特徴です。 昔はおかっぱ頭のことを「かむろ」と呼んだことから、この名前が付けられたと言われています。
- 型物(かたもの):光の点や線で、ハートやスマイルマーク、蝶、土星などさまざまな形を描く花火です。 近年では、文字や立体的な形状を描くこともあり、技術の向上によりバリエーションが広がっています。
- 万華鏡(まんげきょう):和紙で星をくるんだものをいくつも分散させて玉に詰め、上空でくるんだ星が開くと花弁がまとまって開き、万華鏡を覗いたような形状を作る花火です。
■ポカ物
「ポカ物」は、玉が上空でポカッと割れて中の星が破裂しながら落ちていく種類の花火です。 割物とは違い、ランダムな星の動きが美しいく、割物との組み合わせも見どころの一つです。 ポカ物には、以下のような種類があります。
- 柳(やなぎ):花火玉が割れてから、柳の枝が垂れ下がるように光が落ちてくる花火です。 色のついた「彩色柳」と呼ばれる種類もあり、色が変化しながら光が落ちてくるものもあります。
■その他
その他、大玉の中に小割玉という小さな花火をたくさん詰め込んだ「千輪」(せんりん)、 花が開くと花弁がゆっくりと垂れ下がっていくように尾をひき時間をかけて消えていく「錦冠」(にしきかむろ)、 通常より大きな星を使用するため、椰子の木の葉のように太い花弁が花開く「椰子」、 打ち上がると花を開くのではなく光の尾が群れをなして下へ垂れていく「柳」(しだれ柳)、 火薬をつめたパイプを噴出口にして、玉が割れた瞬間音を出しながら光が回転し飛び回る「蜂」、 「ナイアガラ」やキャラクターのイラストが描かれた「仕掛け花火」 など、様々な種類の花火があります。
米沢納涼水上花火大会2024打ち上げ場所はどこ?
米沢納涼水上花火大会の花火の打ち上げ場所は、上杉神社のお堀です。
上杉神社の境内は花火打ち上げ時には立ち入り禁止となります。
この花火大会は、打ち上げ場所が観客から近いため、花火の迫力を感じやすいのが特徴です。
また、上杉神社のお堀の水面に花火が反射する様子も美しく、見どころの一つとなっています。
米沢納涼水上花火大会2024打ち上げ場所アクセス
- 車で行く場合: 東北中央自動車道 米沢中央ICから車で約10分です。
- 公共交通機関を使う場合: JR米沢駅から徒歩25分です。
- 米沢駅、南米沢駅、西米沢駅が最寄りの駅です。
- 駅からはタクシーの利用が便利です。
注意点:
- 上杉神社駐車場と上杉城史苑駐車場は、花火大会当日は利用できません。
- 当日は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が推奨されています。
まとめ:米沢納涼水上花火大会2024何時から何発?打ち上げ場所はどこ?
米沢納涼水上花火大会は、毎年8月の第一週の金曜日に、山形県米沢市の上杉神社と松岬公園で開催される花火大会です。 この花火大会は、地元の中小企業や商店、個人が協賛して打ち上げられる、約6,000発の3号玉の花火が特徴です。
歴史
米沢納涼水上花火大会は、1962年に故・吉野正八氏が「県南広告花火大会」として始めたのがきっかけです。 当初は上杉神社のお堀を使った小規模な花火大会で、水中花火やナイアガラが人気でした。 1980年に米沢日報が主催を引き継ぎ、現在のような形になりました。
見どころ
- 上杉神社のお堀から打ち上げられる花火: 山形県内で神社のお堀から花火が打ち上げられるのは、この花火大会だけです。 水面に映る花火は美しく、情緒あふれる光景を楽しむことができます。
- 約6,000発の花火: 小規模な花火大会でありながら、6,000発の花火が絶え間なく打ち上げられます。 短時間で多くの花火が打ち上がるため、迫力満点です。
- ステージイベント: 地元の高校生や大学生による歌やダンスなどのイベントも開催されます。
穴場スポット
- ヨークベニマル米沢店の屋上: 花火当日は屋上が開放され、高い位置から花火を見渡せます。 飲食物の販売やトイレもあるので便利です。
- サクサプロアシストの駐車場: 花火当日は駐車場が開放され、レジャーシートを広げてゆっくりと花火を見ることができます。
- 会場から北側の河川敷: 比較的混雑を避けられ、花火を間近で見ることができます。
- 松川公園付近: 会場から少し離れていますが、打ち上げ花火を綺麗に見ることができます。
その他
- 屋台: 約25店の屋台が出店し、定番の屋台フードを楽しむことができます。 上杉城史苑では米沢牛の串焼きも販売しています。
- 混雑: 例年約4,000人が訪れ、混雑が予想されます。 花火の終了10分前頃から帰宅準備を始めると、渋滞を避けられます。
アクセス
- 電車: JR米沢駅から徒歩25分
- 車: 東北中央自動車道 米沢中央ICから約10分
花火大会当日は、上杉神社駐車場と上杉城史苑駐車場は利用できません。 公共交通機関の利用が推奨されています。