どうして「八日目の蝉」というタイトルなんでしょうか？
映画「八日目の蝉」にはタイトルどういう意味が込められているんでしょうか？
八日目の蝉の意味は？
映画「八日目の蝉」にはタイトルの意味について、蝉は地上に出てから７日で死んでしまうけど、８日目生きた蝉はみんながいなくなって淋しいというのが直接的な解釈でしょう。
八日目の蝉とは不倫相手の娘を誘拐した希和子の事を指します。
蝉の雄は交尾を行う為に、求愛行動（鳴く）を取ります。
一般的に蝉の雄の寿命は約七日で短命と言われていますが、実は雌は産卵の為八日以上生きます。
つまり八日目の蝉とは、夫がいない妊婦のことを指しているのかもしれません。
七日で死ぬ蝉より、一日長く生きた蝉はその一日に何を見るのか、
経験することができないはずだった、子供との人生を経験できた希和子
１日多かったら寂しい想いをすると言ってた恵理菜が
１日多かったら、みんなと違う素敵なことがあると気付いた恵理菜
八日目の蝉とは希和子と恵理菜のことでしょう。
蝉は七日が寿命としたら、ハ日目の蝉はいつ死んでもおかしくない。
明日まで生きるのか、明後日まで生きるのか、その次の日も生きるのか。
主人公は、薫との幸せな日々がいつかは終ると覚悟していたのだと思います。いつ終わりを迎えか分からない、そんな心境を八日目の蝉と重ねたのではないかと思います。
いつか来る薫(誘拐した娘の恵理菜)との別れの日を感じながら一日一日を子育てしながら大切に過ごしていきます。まるで蝉が一週間しか生きれないように。
最後は、色んな綺麗なものをみせてあげたい(お腹の子に)７日で死んだ蝉たちとは違う明日が見れるという描写だったのではないでしょうか。
一週間しか生きれない蝉が八日目(逮捕されて薫と会えなくなった後の人生)まで生きたら、孤独だけれど他の蝉が見られなかった美しい景色を見る事が出来るという事を希和子を通してこの作品は言いたかったと思います。
八日目の蝉は何が言いたい？ネットの口コミは？
八日目の蝉では希和子は絶望していて誘拐は悪い事ですが、薫がいなかったら生きてゆく事が出来なかったのではないでしょうか。
子供が出来なくなった希和子が子育ての喜びを感じ、逮捕された後の人生も薫の幸せを祈り、薫との貴重な思い出だけで希望をもって生きていけるんだと言いたかったのかもしれません。
