映画「八日目の蝉」には実話モデルとなった事件はあるんでしょうか？
実話をもとにしたようですが多摩地区で実際にあった日野OL不倫放火殺人事件が映画「八日目の蝉」の実話モデル？
八日目の蝉は実話の事件がモデル？日野OL不倫放火殺人事件？
映画「八日目の蝉」は日野OL不倫放火殺人事件がモデルになって書かれたようです。
モデルになった事件は、1993年12月14日の早朝に起こりました。
大手電気メーカーに勤めるOLが、上司と不倫関係となりその後放火殺人事件に発展しました。
共通しているのは、身勝手な上司《不倫相手》、妊娠、中絶、不倫相手の妻からの執拗な罵倒と侮辱で、誘拐と放火の違いを除くと背景はほとんど同じです。
犯人は不倫相手と家族が住むアパートの近くで身を隠し、子供を残して妻と2人で出かけるのを見届けた後、合鍵を使って侵入
ガソリンをまいて火を放ったのだった。直後に起きた爆発に彼女は吹き飛ばされ、スニーカーを片方現場に残したまま逃走します。
日野OL放火殺人事件で犯人となったOLは無期懲役の判決を受けました。
裁判では、身勝手な上司との妊娠、中絶、妻からの執拗な罵倒と侮辱に心身ともに傷つき犯行に及んだことに対して、情状酌量が争点となりましたが、判決はいずれも情状酌量を認めませんでした。
亡くなった子供には何の罪もない悲惨な事件です。
２人の子供が家の中にいて、留守宅に不倫相手の女がガソリンを家にまき火を付け、その爆発によって子供は亡くなるそうです。
Wikipediaを見ると、子供を殺された犯人の不倫相手夫妻は事件後も離婚せずに、さらには子供を二人もうけているとあります。
映画「八日目の蝉」では殺人ではなく誘拐事件となっていて、希和子（永作博美）は不倫相手に中絶を迫られ、中絶し妊娠できない体になりました。
一方不倫相手は奥さんとの間に赤ちゃんが生まれました。希和子は一目でも赤ちゃんを見たいと思い、夫婦が出かけた際に家に忍び込みます。
赤ちゃんが希和子に笑いかけた瞬間、『この子は私のすべてを許してくれている』と感じ、連れ去ってしまいました。
加害者Aは裁判中に講談社が発行する雑誌『月刊現代』で、弁護士に宛てた私信を公表。「獄中手記 私が落ちた愛欲の地獄」というタイトルがあったが、「タイトルは現代編集部がつけたもので、本文はAが書いたものではなく編集部がまとめたもの」という断り書きがあった。
やがてAは受刑開始後、創出版が発行する雑誌「月刊創」において、「不倫放火殺人OLと呼ばれて」という手記を発表して、自分がB夫妻の自宅に放火し、B夫妻の子供2人を焼殺し、B夫妻の自宅を全焼させたことは深く反省していること、自分が焼殺したB夫妻の子供2人に対しては毎日冥福を祈願していることを表明したが、自分もまた被害者であるという面があることを理解してほしいと訴えている。
被害者Bはこの事件で勤務先を実質的に解雇（形式としては自己意思による退職）された。
