八日目の蝉の結末・あらすじネタバレ|感想は?

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「八日目の蝉」は小説が原作で映画にもドラマにもなった作品。

子供を誘拐するという犯罪者は本来であれば憎まれるはずが、その深い母性に胸を打たれるという葛藤と感動の入り混じるストーリーとなっています。

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八日目の蝉の結末・あらすじネタバレ

希和子(主人公)は不倫相手に妊娠してしまう。「必ず結婚するから中絶してくれ」と頼まれ堕胎手術を2度も経験。しかしそれはウソで、離婚する意志はなく不倫相手側にも子供ができていた。

さらに希和子は子供を埋めない体になってしまいます。

ある日、不倫相手に恨みを募らせた希和子はこの赤ちゃんを殺しに行く。

しかし生きる望みを失った希和子に微笑みかける赤ちゃんを見たとき「この子の為だけに生きてゆこう!」と誘拐。

エンジェルホームという宗教施設に逃れ、薫(恵理菜)が生後7ヶ月から数年間をここで過ごし、その間、希和子はルツ、薫はリベカと名乗り、ここでマロン(後の千草で小池栄子)とも出会います。

しかしエンジェルホームで未成年の母親とその子供を保護したことから社会的糾弾を受けるようになり、マスコミ報道で居場所がバレてしまう。

施設で知り合った友達の実家の素麺屋を頼り希和子は薫を連れて小豆島に渡り、ここで働く。

親身になってくれる店の主人や、島の男、文治に支えられ平穏な日々を過ごす。

ある日、「虫送りの祭り」の新聞記事に希和子と薫の顔写真が大きく報道されてしまう。

「もうだめだ・・」そう思った希和子は薫と親子の楽しい思い出を作ろうとする。写真館で親子写真を撮り、学校に行き、海に行き、寺に登った。薫が蝉の抜け殻を拾った。希和子は言う「蝉は7日だけ生きられるの、でも8日目も生きることがあるかもね」薫「一人だけ8日も生きるのはいやや、これ宝物にする、蝉が寂しくないように持っててあげる」

翌日、店から「店には来ないで!」と電話がある。逃げろ!という合図だった。

必死に逃げる親子、しかしフェリー乗り場でついに警察に捕まってしまう。

「もう少し待って!その子はまだご飯を食べていません」その言葉は騒音にかき消された。

年月は流れ薫は本来の名前である恵理菜として年を重ね、希和子同様不倫相手に妊娠していた。

施設時代の友人、千草に強く誘われ、自分の過去を探しに小豆島に渡る。学校で、寺の階段で、薫(恵理菜)は母との出来事を思い出していた。

何も情報が得られないまま写真館の前を通ると、そこに15年前撮った希和子と自分の写真が飾られているのに目が留まります。

その写真を手がかりに港にいた漁師に「この女性を知りませんか?」と聞くと、その漁師は年老いた文治だった。

恵理菜は聞く「その時の事を教えてください、その人が子供を引き離される時、何て言ってたのか」

文治「覚えとらんのか、あの人は自分がお終いになっても、あんたの事を心配しとった、こう言ったんよ」

回想場面になり希和子は叫ぶ。「その子はまだ朝ご飯を食べていないの!」文治の話に号泣する恵理菜「お母さん!お母さん!お母さん・・・」

帰りのフェリーで恵理菜は話す。「生んでみようかな。こんな綺麗な海や緑や青い空を、このお腹の人は見る権利がある」

岡山の港に着き、休憩している恵理菜を見つめる女性が居た。希和子だった。薫と似ている子を見ると、見つめてしまうのだった。

しかし彼女には成長した薫=恵理菜が分からない。希和子が掃除をしているとテーブルの上に蝉の抜け殻があった。

「あの子だ!」希和子は追いかける。「薫!」振り返る恵理菜、しかし彼女はそのまま歩き去ってしまう。その姿を見続ける希和子と夕焼けのシーンで「八日目の蝉」は結末を迎えます。

八日目の蝉の結末の感想は?

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