行方不明者の発見・保護のお知らせの広報の意味は?
行方不明の隠語の「所在が確認されました」の意味は?
行方不明者の発見・保護の意味の違いは?無事とは?
警察署から流される行方不明者発見のお知らせについて、
・無事発見保護されました
・無事発見されました
・無事保護されました
・発見されました
の4パターンを聞きますが行方不明者が見つかった状況をどのように表現するかの違いがあります。
■無事発見保護されました
警察官が発見し、身柄を確保したパターン
で、保護者の元に帰る(未成年が多い)
■無事発見されました
警察官が発見し、所在が判明したパターン
居所がわかって無事も確認できた(成人はこっち)
■無事保護されました
勝手に帰ってきたパターン
■発見されました
無事じゃないけど見つかったパターン
生死不問
まとめ:行方不明者の発見・保護の意味の違いは?無事とは?
行方不明者の広報で
「無事発見保護されました」は、行方不明者が無事に見つかり、警察に保護されたことを意味します。
「無事発見されました」は、行方不明者が無事に見つかり、警察に保護されなくても、自力で帰宅できたことを意味します。
「無事保護されました」は、行方不明者が警察に保護されたことを意味しますが、無事に見つかったかどうかは不明です。
「発見されました」は、行方不明者が発見されたことを意味しますが、無事に見つかったかどうか、警察に保護されたかどうかは不明です。
一般的に、行方不明者が見つかった状況がより詳細に分かるほど、警察は「無事発見保護されました」などの表現を使用する傾向にあります。一方、行方不明者が見つかった状況が不明な場合は、「無事発見されました」や「無事保護されました」、「発見されました」などの表現を使用する傾向にあります。
「無事」という言葉も使われる場合がありますが、これは生存していない状態で発見された場合でも使われます。
行方が分からなかったけど、生存していない状態とはいえ家族の元に帰れた事を「無事家に帰した」と使う場合の遠まわし表現です。
基本的にはストレートに「死んだ状態で発見された」という悲しい事実を、「発見」「無事」という言葉で意味を弱める為に、報道機関や地域の自治体放送などでは聴いた人の精神面への配慮もあってオブラートに包む放送のような形をとることが一番の理由です。