ザナックは「オーバーロード」は登場人物の一人でアインズによって初めて征服されたリ・エスティーゼ王国の第二王子。
ザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフ(zanac valleon igana ryle vaiself)
六大貴族のレエブン侯曰く、「王族で唯一、現状の危険が分かり、将来を考えて行動できる」人物のようですが本当に有能?
アインズはザナックを裏切った貴族達とその家族を殺さないと約束していますが最後は蘇生?死亡?
オーバーロード ザナックは最後は蘇生?死亡?
オーバーロードでリ・エスティーゼ王国の王女・ラナーとその想い人であり護衛のクライムは人を辞め悪魔になりましたがザナックは恐怖のあまり暴走しだした貴族たちと戦うはめになります。
その後、魔導国に降伏した貴族たちが慈悲を得る為の手土産としてザナックの生首を献上した事でザナックの死亡は確定しました。
ザナックは魔導国と王国の戦争が起こり、もはや交渉では解決不可能と判断すると王国民40万の軍勢を引き連れ魔導国軍に勝負を挑みますが、魔導国軍の凶悪な布陣に恐れをなした貴族たちが、魔導国に降伏しようとザナックの首を取り(反逆)死亡します。
ザナックの首を持って来た王国貴族はニューロニストの拷問室送りになっていますが、アインズが王国貴族たちを拷問室送りにした正確な理由は描写されていないため不明ですが「ザナックの首を持ってきた事」が理由の一つであることは間違いないと思われます。
これまで描かれてきたアインズの性格や信条を鑑みると恐らくは
・『ザナックを優しく苦しませず殺すという約束を違えさせられた』
魔導王、そしてアインズ・ウール・ゴウンとして交わした約束を第三者によって反故にされた事はアインズにとって不快を覚えることであった可能性は高いです。
・『自らの死と国の滅びを覚悟して豪胆に振る舞ったザナックに対して、主君を弑逆して鞍替えを謀ろうとする貴族たちに嫌悪を抱いた』
あの短時間だけ話した相手であり、またガゼフのような人間性の持ち主というわけではないザナックに対してアインズが強い好感を抱いたという事は無いと思われます。
ただ、それでも死や滅びを前にしても矜持を捨てず王族としての役割を振舞いを全うしたザナックの潔さと比較して…自分の命、家族、領地、既得権益、財産などを守るためとはいえそんなザナックをあっさり裏切って殺して命惜しさに差し出す様は酷く醜く思えたのではないかと。
もしザナックを殺さず、その首を持ってくるような事をせずに投降を願い出たなら普通に殺されるか、見せしめに殺されるか、あるいは拷問室送りになってもそこまで苦しめられることはなかったかもしれません。
いずれにしろ死ぬことは変わらずともまだマシな末路だったかもしれませんね。
ちなみに、レエブン侯は、アニメ三期の大虐殺後はずっと自分の領地に引きこもっていたので生き残りました。
国王死亡、第一皇子は行方不明、第二王子の死亡は確定、ラナー王女も生死不明で殉ずべき王国はすでに失われていたので魔導国からの誘いに乗り魔導国に恭順する形で併合されます。
レエブン侯は、トチ狂って魔導国に特攻するか、領地を捨てて逃げるか、魔導国に併合されるかの三つの選択肢が在り、大虐殺の経験のあるレエブン侯に魔導国への特攻と言う選択肢は無く、生者を恨むアンデッドへ恭順するなど正気の沙汰では無く、
家族を連れて逃げの一択のはずでしたが・・・
息子を脅迫の材料にされ併合を選択させられたのでしょう。
もっとも、魔導国から脅迫を受けたという事は、脅迫してでも引き入れたいと思われているという事ですから下手に逃げて相手の怒りを買い逃走の果てに殺されるよりも恭順した方が生き残れると言う算段が在っての決断でしょう。
オーバーロード ザナックは有能?声優は?
オーバーロード ザナックは有能なのかというと、作者のくがね先生が【オーバーロード12巻作者雑感】で語った王様優秀度です。
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ちなみに王様優秀度としては
※同じ国を運営した場合、20年後に国を裕福にしている順位
ラナー(理解外) >>> ジルクニフ(化け物) > ドラウディロン(王様苦労経験値では周辺国家断トツトップ)> ザナック(普通に優秀)=リユロ(経験値もあるし、素で優秀) > バザー(戦闘国家になってそう) > ランポッサ(失敗はないが、大きな成功もない) > カルカ(強い政策が取れない) > オラサーダルク(自分を優先) > バルブロ(王としての知識を持っているだけ) >> シャースーリュー(世界が狭い) > 鈴木悟(凡人)
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ジルクニフのような化物ではないですが、王としては『普通に優秀』だそうです。
少なくとも父王よりは優秀