善児・トウはNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する暗殺者(アサシン)で史実では実在しない架空の人物と思われます。
これまで善児は数々の暗殺を秘密裏に実行し成功させてきましたが、最後は手負いとなったところをトウによってとどめを刺されるという結末を迎えました。
善児トウの関係・正体は?誰の子?両親(父親・母親)は?鎌倉殿の13人
梶原善も『鎌倉殿の13人』の“定石”に飲み込まれるのか “人間”に戻った善児の見事な変化
善児(梶原善)。まるではなから人の心など持たぬように、鎌倉の謀殺で暗躍してきた下人である。わたしたちが最初にこの男の恐ろしさに触れたのは物語の序盤。善児が当時仕えていた伊東親子の命令で、源頼朝(大泉洋)と八重(新垣結衣)の子・千鶴丸を川遊びに連れ出し、その幼い命を奪ったと確信した時だ。それ以降もこの男が濁った泥のような目で「へえ」「やっちまいますか」と躊躇なく人を殺めていくさまから、番組のオープニングクレジットに「善児」の名があると、ああ、まと誰かが消されるのか……と、背筋を凍らせたものである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b876c7b11f3d282a9a3f9f51bc4c2c987cece9b
善児は老齢を理由にトウに後を継がせようとしていたものの、義時から一幡とせつの殺害を命じられトウと共に比企の乱に参戦
ただ泰時の命により、源頼家の子供・一幡を手にかけず、トウと共に匿っていたことが判明し、善児にはそれまで見られなかった「感情」表現が見られるようになりました。
そして源頼家の暗殺には一幡の名前の書かれた札を目にしたことで隙が生じ、源頼家に思わぬ反撃を食らい暗殺に失敗すると同時に自身も深手を追い「しくじった」と敗走。
源頼家はトウがとどめを指すことになりますが深手を負った善児は「親の仇を討つことを待っていた」トウにとどめを刺され、殺害されています。
トウは伊豆修善寺の村娘で少女時代、源範頼と五藤太夫妻が殺害されるのを目撃しています。
頼朝の弟の蒲どの(範頼)が、謀反の疑いで伊豆の修善寺に幽閉になりました(頼家と同様に)。
でも蒲どのは地元の農民と畑仕事をしながら、穏やかに暮らしていたのですが、善児が現れて暗殺されてしまいました。
その時に一緒にいたために、口封じに殺されてしまったのが、トウの両親でした。
その後、トウはなぜか救われると善児によって連れ去られて、彼の2代目として養育されると義時のために暗殺を実行するようになっていました。
ちなみに、善児がこれまで手にかけてきたのは
<第1話>千鶴丸
<第5話>工藤茂光 北条宗時
<第9話>江間次郎
<第11話>伊東祐親 伊東祐清
<第15話>上総広常(主犯は梶原景時 善児は殺人ほう助)
<第20話> 静御前が産んだ男児(義経の子) 藤原頼衡
<第24話> 源範頼(蒲殿) 伊豆の修善寺で範頼と農作業をしていた農家夫婦
<第33回> 猿楽能一座
など。