快傑ズバットなんていう子供向け番組が放送されていたことを覚えていて、
しかもリアルタイムで見ていた人たちというのは、今、記憶をはっきりとたどることができるんでしょうか?
日本の特撮映画の草分け的な存在のような番組だったようですが、
意外な理由で打ち切りとなってなっていたことが現代になって話題に上るなんて、だれも予想していなかったんじゃないでしょうか。
快傑ズバット打ち切り理由は視聴率じゃない?
快傑ズバットは当初1年続くはずだったのに32話(放送期間8ヶ月ちょっと)で打ち切りとなった背景について詳しく解説している記事があります。
そんな『快傑ズバット』ですが、当初1年続くはずが32話で打ち切りの憂き目にあってしまいます。メインライターを務めた長坂秀佳氏が理由を尋ねたところ、「数字(視聴率)が良すぎたから」という驚きの答えが返って来たそうです。特撮ヒーロー番組は子供向けのおもちゃを売って利益を出すものなのですが、視聴者の年齢層が想定よりも高く、人気があるのに売れ行きが良くなかったので終了せざるを得なかったのです。
不遇な終わり方を迎えた『快傑ズバット』ですが、カルト的な人気はその後も続き、1999年に発売された『スーパーヒーロー作戦』のTVCMでは宮内氏が早川健に扮し、元気な姿を見せてくれました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200129-00010000-magmix-ent
快傑ズバット打ち切り理由となった視聴率の推移
快傑ズバット打ち切り理由となった視聴率をわかる範囲で調べてみました。
# | サブタイトル | 放送日 | 視聴率 |
1 | さすらいは爆破のあとで | 1977/2/2 | – |
2 | 炎の中の渡り鳥 | 1977/2/9 | – |
3 | 悲しき純金の天使 | 1977/2/16 | – |
4 | 涙の敵中突破 | 1977/2/23 | – |
5 | 花売り少女と白い粉 | 1977/3/2 | – |
6 | 海にほえるマシンガン | 1977/3/9 | 15.50% |
7 | 悪い風だぜ港町 | 1977/3/16 | – |
8 | 哀しみのプロパン爆破 | 1977/3/23 | – |
9 | 涙の河を振り返れ | 1977/3/30 | 12.20% |
10 | 野球の敵を場外へ飛ばせ | 1977/4/6 | 11.50% |
11 | 死ぬな友よ!危機1秒前 | 1977/4/13 | 10.30% |
12 | 死刑執行10秒前 | 1977/4/20 | 10.60% |
13 | 少年殺し屋のバラード | 1977/4/27 | 10.90% |
14 | 白羽の矢 涙の別れ | 1977/5/4 | 10.60% |
15 | 悲しき母の子守唄 | 1977/5/11 | 10.30% |
16 | 殺しのぬれぎぬ 哀しみの健 | 1977/5/18 | 8.80% |
17 | 嘆きの妹 ふたりの健 | 1977/5/25 | 9.80% |
18 | 危うし!シャボン玉の恋 | 1977/6/1 | 10.40% |
19 | 悲恋 破られたラブレター | 1977/6/8 | 11.60% |
20 | 女ドラゴン 涙の誓い | 1977/6/15 | 10.00% |
21 | さらば、瞼の母 | 1977/6/22 | 10.00% |
22 | 少年ボクサー 涙の父 | 1977/6/29 | 11.40% |
23 | 大神家一族の三姉妹と天一坊 | 1977/7/6 | 9.60% |
24 | 涙の健 見知らぬ街の恋人 | 1977/7/13 | 9.40% |
25 | 荒神山 涙の別れ | 1977/7/20 | 9.80% |
(再放送) | ######## | 7.10% | – |
26 | 許せ我が子よ! | 1977/8/3 | 7.80% |
27 | 意外!飛鳥殺しの真犯人?! | 1977/8/10 | 5.30% |
(#03・再放送) | ######## | 8.50% | – |
28 | そして、誰も居なくなる | 1977/8/24 | 7.40% |
29 | 父母なき子 涙の復讐 | 1977/8/31 | 8.40% |
(#04・再放送) | 1977/9/7 | 9.30% | – |
30 | 悲しき生と死の間に | 1977/9/14 | 11.60% |
31 | 対決!真犯人首領L? | 1977/9/21 | 7.90% |
32 | さらば斗いの日々、そして | 1977/9/28 | 8.40% |
平均視聴率は10%、最高視聴率は15.5%とまずまずの数字だったようですね。
快傑ズバット打ち切り理由に関するネットの反応
脚本は長坂さんか それ以外にも要因はあろうが、どおりで大人が見ても面白いハズだ
視聴率が良すぎて打ち切りか
数字を取ろうと躍起になってる今なら卒倒するような理由だ
これの前年の「忍者キャプター」も好きだったが、良くも悪くもこの頃の特撮は遊び心が満載だった。
見る側も毎回ツッコミを入れながら楽しんで見ていた。
僕のヒーローはズバット、今観ても面白い、青レンジャー、V3 宮内さんはカッコいい、歌も好きだし、エンディング曲も好き
昭和はヒーロー乱立してかなり個性的なものがあったよね、ロボット刑事Kや電人ザボーがー、変身忍者アラシ、怪傑ライオン丸、スペクトルマン、サンダーマスク、ジャンボークエース、等身大から巨大化ヒーローまで面白かった。