ズンドコベロンチョ正体・あらすじは?意味・元ネタは?世にも奇妙な物語

スポンサーリンク
当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。
デフォルト 0未分類

「ズンドコベロンチョ」は「世にも奇妙な物語」で放送されたオムニバスドラマの一つ。

ストーリーテラーであるタモリが最も好きな作品と言われる「ズンドコベロンチョ」の正体は?意味・元ネタは?

スポンサーリンク

ズンドコベロンチョ(世にも奇妙な物語)あらすじ

ズンドコベロンチョという言葉が流行りだして、周りの人がズンドコベロンチョについて様々な会話をしているのですが、草刈さんはそれが何なのか全く分からず。

周りの人の話を聞けば聞くほど分からなくなっていく…それなのに、会社でズンドコベロンチョのプロジェクトチームのリーダーに選ばれてしまい、とうとう最後のシーンで、

「ズンドコベロンチョって何なの?」

ズンドコベロンチョ(世にも奇妙な物語)ネタバレ

時はバブル時代、主人公は、妻と娘と暮らす優秀なエリートサラリーマンの三上修二(草刈正雄)。

とある和風の高級クラブにて、ホステスにエルメスのカバンをプレゼントした三上。

「今時プレゼントと言えばティファニーやカルティエでもないでしょ?」

とキザに決める。

俺に知らないことなんてこの世にはないのさ。

三上は仕事の場を中心に自分の知識の広さ深さを披露

会社の会議でも「アトリウム」を知らない年配社員に「勉強不足」「説明する気にもならない」と容赦なくこき下ろし、会議でも横文字を多用する。

自らも「俺が知らないことなんてこの世にはない」と自負していて、難しい言葉のわからない上司や部下たちのことを信じられないと言って軽蔑し、無能な奴らだと考えていた。

難解な言葉を頻繁に駆使、活用して周りから畏怖、尊敬されていた。

三上の前では部長すらも丁寧にならざるを得ない中、同僚たちが会話で「ズンドコベロンチョ」なる自分の全く知らない謎の言葉を耳にする。

「ねぇ?昨日あれ見た?あれだよあれ。ズンドコベロンチョ。」
「ズンベロ。ズンベロ。」
「そうそうそう。見た見た。ズンドコベロンチョ。」

その今まで聞いたことのない単語に一気に視線が鋭くなる三上。
「あれ今見てなかったら業界人として出れない。」
「あれは本当に面白い。」

皆その言葉は知っていて当然のように語っていて、ズンドコベロンチョを今見ていなかったら業界人とは言えないだろうとまで語っている。

「三上さん、見ました?」と部下たちから急にズンドコベロンチョについての話を振られた三上は、適当に「ああ、もちろんだよ、なかなかじゃないかあれ。たいしたもんだ」とつい知ったかぶりをする。

「なんてことだ。俺の知らないことがあったとは屈辱だ」と自分の知らない番組があったことに動揺すると、その後すぐに発売中のテレビ雑誌を読んだり、図書館で様々な辞典をひいたりしてズンドコベロンチョの意味を調べようとするが、

どこにも載ってはおらず、全く意味を知ることができない。

気が付くと、「ズンドコベロンチョ」や略して「ズンベロ」は流行の中心となっていて、常に周囲の会話の中に「ズンドコベロンチョが…」、「やっぱズンベロだよ…」と出てくるほどで、三上の妻と娘のミカさえもズンドコベロンチョの話をしている。三上はその会話に聞き耳を立てるものの、その内容を得るには至らない。ズンドコベロンチョのことを聞こうとしても、娘を泣かせたり妻を怒らせてしまって、家族からもズンドコベロンチョの意味を知ることはできずに失敗する。

当然、三上も周囲の人間にズンドコベロンチョについての話を何度も振られるが、今更聞くに聞けない状況になってしまっていて、適当に相づちを打つしかなかった。

しかし適当な相づちが的をはずれて、専務や店員を激怒させてしまうこともあった。

意味を推測してもことごとく外れる上に、周囲やだと推測し、ズンドコベロンチョのイラストを想像のみで狂ったように描いた。

そしてズンドコベロンチョが欲しいとおもちゃ店に尋ねただけで警備員を呼ばれ怒鳴られ警察に通報までもされてしまい、どう画策してもその言葉の意味を知ることが出来ず、半ば錯乱状態になってしまう。

また、たびたび核心に迫るチャンスがありながらそれを逃し続ける。

「斬新っていうか、日本人の忘れかけた心を取り戻してくれる。」という同僚の感想にさらにズンドコベロンチョ像は混迷を極めていくが、三上は「(当時ブレイクしていた)『たま』のようなバンド」と予想し、

「あの歌は一度聞くと忘れられませんよ。」

と返すと一瞬で場の空気が凍り付き、専務は

「なんてことを言うんだ!ズンドコベロンチョに失礼じゃないか!!!」

とブチ切れ退出。同僚も「変な冗談を言うんじゃない。」と冷ややかに返す。

山のような辞典・辞書を読んでも「ズンドコベロンチョ」の文言は一切出ず。

さらには街宣車が

「ズンドコ~ズンドコ~皆さまおお馴染みのズンドコベロンチョ、愛されるズンドコベロンチョが伺ってまいりました。」

と宣伝しているのを見て追いかけるも、車は一気に加速して離されてしまう。

そんな三上を尻目に、ついに会社でも大プロジェクト「ズンドコベロンチョ・プロジェクト」が立ち上がってしまう。

しかも、三上がそのチーフとして責任者に大抜擢されてしまった。

そして、ズンドコベロンチョの話題で盛り上がる女性陣の「かわいい」「食べちゃいたい」「三上さんに似ている」というフレーズに反応する三上。

会社にて、どうやら自分はズンドコベロンチョに似ていると鏡を見ていると、職場に専務が来訪し盛り上がっていた。

会社の業務連絡放送では「三上修二さんがズンベロプロジェクトのチーフに就任されました。ズンベロのことなら何がなくても三上まで。ズンドコベロンチョ三上におまかせ。三上バンザイ!!」とアナウンスされた上に、部下や上司たちに祝われ拍手されクラッカーを鳴らされ万歳が起こる。

企画書の出来を褒められ喜ぶが、専務から

「君はどう思うかね?ズンドコベロンチョ。」

に一瞬で固まる三上。

進退窮まった三上は、ついに半泣きになって、皆に「教えて…、ズンドコベロンチョって、何?」と小声で尋ねる。

そんな彼に、周囲は驚愕と失望の声を一斉に上げた。そしてその中で三上は「教えて~~!!」と大声で叫ぶのだった。

三上はすぐに書店でテレビ誌を漁るが見つからず。どうやらテレビ番組ではないようだ。

ヨットハーバーで女性たちと食事を楽しむ三上。素敵なお店を知っていると女性たちから褒められいい気分になるが、1人の女性からの

「ねぇ?ズンドコベロンチョって知ってる?」

ズンドコベロンチョ(世にも奇妙な物語)正体は?意味・元ネタは?

ドラマの最後には進行役のタモリが「ズンドコベロンチョっていうのはね・・・」ていうところでその先を言えずにエンディングテロップが流れていましたが、結論を言うと、残念ながらズンドコベロンチョなんてものは実際にはないし、もちろんその言葉に何の意味もありません。

視聴者にモヤモヤ感を残すために用いられた言葉というのが正体といったところでしょう。

別にズンドコベロンチョじゃなくても、例えばラポスチョムーチンとかでもいいわけです。

タイトルとURLをコピーしました